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エルステッド Ørsted, Hans Christian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エルステッド
Ørsted, Hans Christian

[生]1777.8.14. ランゲラン島ルーズケビング
[没]1851.3.9. コペンハーゲン
デンマークの物理学者,化学者。初め父の薬業を手伝い,のちコペンハーゲン大学で薬学,自然哲学を修め,同大学物理化学員外教授 (1806) ,正教授 (17) 。 1820年電流を流した針金の近くで磁針が針金と直角になることを見出した。この発見に刺激されて F.アラゴから M.ファラデーにいたる電気と磁気の関係を追究する実験研究が行われ,電磁気学の発展をみることになった。またドクニンジンからのピペリジンの抽出・単離,金属アルミニウムの精製など,化学的業績もある。 24年に科学知識普及協会を創設し,科学の教育,普及にも貢献した。磁場の強さの CGS電磁単位「エルステッド」に名が使われている。

エルステッド
oersted

磁場の強さの CGS電磁単位またはガウス単位。記号は Oe。 1Oeは単位磁極に働く力が 1dynである磁場の強さである。単位名は H. C.エルステッドの名にちなむ。 SI単位であるアンペア回数毎メートル (A・m-1) を用いると 1Oe=(1/4π)×103A・m-1 となる。

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デジタル大辞泉の解説

エルステッド(Hans Christian Oersted)

[1777~1851]デンマーク物理学者電流の磁気作用を発見し、電磁気学の基礎を確立した。

エルステッド(oersted)

CGS単位系磁界の強さの単位。1エルステッドは単位磁極に働く力が1ダインのときの磁界の強さで、103/4πアンペア毎メートル。H=C=エルステッドの名にちなむ。記号Oe

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百科事典マイペディアの解説

エルステッド

デンマークの物理学者,化学者。初め薬剤師,のち物理学に転じ,1806年コペンハーゲン大学教授。1820年導線のそばに置いた磁針が電流によって力を受けることを発見し,電磁力学の端緒を開いた。磁場の強さの単位エルステッドは彼に由来。
→関連項目アンペール電磁気学

エルステッド

磁場の強さのCGS電磁単位(CGS単位系)。記号Oe。単位磁極に働く力が1ダインのときの磁場の強さ。MKSA単位(1アンペア/m)の103/(4π)倍。
→関連項目エルステッド

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世界大百科事典 第2版の解説

エルステッド【oersted】

CGS電磁単位系(CGS emu)における磁場の強さの単位。デンマークの物理学者H.C.エルステッドにちなんで名付けられ,記号はOe。磁場内におかれた1電磁単位の磁極に働く力が1dynのとき,その磁場の強さを1Oeという。半径2πcmの円形の導線に10Aの電流を流すと,その中心に1Oeの磁場ができる。これは国際単位系の単位で測れば103/(4π)=79.6(A/m)にあたる。【平山 宏之】

エルステッド【Hans Christian Ørsted】

1777‐1851
デンマークの物理学者,化学者。ランゲラン島のルズケビングの生れ。コペンハーゲン大学で天文学,物理学,数学,化学,薬学を学び,1797年卒業。1801年からベルリン,ゲッティンゲンワイマールなどヨーロッパ各地をまわり,当時発表されてまもないボルタ電堆に関して多くを学んだ。その際,ガルバーニ電流化学作用の研究を進めていたJ.W.リッターと知り合ったことから,化学親和力と電気の関係に興味をもち,04年にパリから帰国後,電気化学の研究に取り組んだ。

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大辞林 第三版の解説

エルステッド【oersted】

磁界の強さの CGS 電磁単位。単位磁極に働く力が1ダインのときの磁場の強さ。記号 Oe   〔デンマークの物理学者エルステッドにちなむ〕

エルステッド【Hans Christian Oersted】

1777~1851) デンマークの物理学者。電流の磁気作用を発見し、電磁気学への道を開く。

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単位名がわかる辞典の解説

エルステッド【oersted〈デンマーク〉】

磁場の強さのCGS単位。記号は「Oe」。単位磁極に働く力が、1ダインとなるときの磁場の強さ。SI単位系との関係では、1Oeは(1000/4π)A/mに相当する。◇名称は、デンマークの物理学者エルステッドにちなむ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エルステッド
えるすてっど
oersted

CGS単位系の磁化力、または磁界の強さの単位。4π分の1000アンペア毎メートル(103/4π)A/mの磁界の強さをいう。記号はOeで表す。この単位は1930年の国際電気標準会議で定められた。名称はデンマークの物理学者、化学者エールステッドの業績にちなんでいる。なお、地球の磁界は0.2~0.3エルステッド程度である。[小泉袈裟勝]

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世界大百科事典内のエルステッドの言及

【磁気】より

…磁極と磁極との間に働く力を定量的に測定し,その大きさが距離の2乗に反比例することを決定づけたのはC.クーロンである(クーロンの法則)。磁場が電流によっても生ずることを発見したのはH.C.エルステッドで,これを定量的に法則化したのはA.M.アンペールである。また反対に,コイルの中をよぎる磁束の時間的変化によってコイル内に起電力が生ずるという電磁誘導の法則がM.ファラデーによって発見され,このようにして電気と磁気の間に密接な関係のあることが明らかにされていった。…

【場】より

…つまり,物体に対する力の遠隔的作用という形でそれ以上の説明を拒否する(それが《プリンキピア》におけるニュートンの〈我は仮説をつくらず〉という言明の真意であった)ことに満足できないような状況が,19世紀に入ると生まれてきたのである。
[場の概念の登場と展開]
 1820年H.C.エルステッドが電流の磁石に対する影響を明証する事実を発見した。電流を流した電線の傍らに磁石を置くと,電流の方向に対して直角に(もしくは円環をなすように)磁石が動く,という事実である。…

※「エルステッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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