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カヤツリグサ

百科事典マイペディアの解説

カヤツリグサ

本州〜九州,東アジアの畑など日当りのよい草地にはえるカヤツリグサ科の一年草。茎は鈍い三角柱形で,高さ20〜60cm,基部に線形の葉を数個つける。夏〜秋,茎頂が数回分枝して多数の小穂をつけ,花序の基部には数個の葉状の包葉をつける。
→関連項目湿生雑草

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世界大百科事典 第2版の解説

カヤツリグサ【umbrella‐sedge】

普通にカヤツリグサと呼んでいる草には,少なくともカヤツリグサ,コゴメガヤツリ,チャガヤツリの3種があり,いずれも田畑,荒地,道端に多いカヤツリグサ科の雑草である。 植物学上カヤツリグサC.microiria Steud.(イラスト)とされるものは,中国大陸原産と見られる田畑の一年生の雑草で,赤紫色のひげ根のある細い茎が2~3本まばらな株となり,高さは30cm余りである。幅5mm以下で短めの線形の葉が,茎の根もとに2~3枚ある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カヤツリグサ
かやつりぐさ / 蚊帳吊草
[学]Cyperus microiria Steud.

カヤツリグサ科の一年草。北海道を除く日本全土の畑、荒れ地、草地に生える。小穂は黄褐色をしていて、三稜(さんりょう)形の果実が十数個つく。別名をマスクサ(枡草)といい、茎を両端から裂くと四角形ができ、蚊帳(かや)や枡になぞらえて遊ぶことからこの名がついた。カヤツリグサ属は小穂の軸の両側に2列の鱗片(りんぺん)がつき、その腋(えき)に花被(かひ)のない両性花がつくのが特徴である。日本に約二十数種が分布しており、どれもよく似ていて、コゴメガヤツリ、チャガヤツリ、タマガヤツリなどが普通にみられる。アゼガヤツリの類は果実のつき方が異なり、別属とされることもある。カヤツリグサ属は熱帯、温帯に広く分布し、約700種ほどある。ほとんどが雑草であるが、わずかに観賞用や敷物用または食用として栽培される種類もある。カミガヤツリともいわれるパピルスCyperu papyrus L.は北アフリカ原産で、古代エジプトでは紙の原料として使われた。[木下栄一郎]

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世界大百科事典内のカヤツリグサの言及

【バンウコン】より

…ショウガ科の多年草で,黄色の根茎には芳香があり,香辛料として利用される(イラスト)。全体は小型で,地下の分枝する根茎の頂部から1~3枚の葉を地表に展開する。根は部分的に肥大し球根になる。葉は短い葉柄があり,やや革質,広楕円形で長さ約10cm,幅5~9cmであるが,根茎から1枚だけのときは幅がより狭くなる。葉間からひどく短縮した4~10花あまりをつけた穂状花序を出す。花は1~2個ずつが開花し,3~5cmほどの長い花筒部があり,ほぼ白色で唇弁は紫色を帯びることがある。…

※「カヤツリグサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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