カンパラ(英語表記)Kampala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カンパラ
Kampala

ウガンダの首都。同国中南部,ビクトリア湖北岸近くの標高約 1190mの高地に位置。年平均気温 22℃。3~5月の雨季には 15℃前後になる。周辺では 15世紀頃から諸王国の興亡があったが,18世紀に南隣のメンゴを根拠地とするブガンダ王国が強大になった。 1890年イギリス東アフリカ会社が進出,1894年ウガンダのイギリス保護領化に伴い,エンテベとともにイギリス植民地政策の重要な拠点となり,独立後エンテベに代わって首都となった。綿花,コーヒー,茶,タバコなどの集散地,教育,文化の中心地で,東アフリカ3国最古のマケレレ大学 (1922) ,旧カンパラ城 (現博物館) がある。ケニアモンバサから南西部のカセセにいたる東アフリカ鉄道の沿線にあり,道路事情も良好。空路は 35km南のエンテベ空港を利用する。「カンパラ」とはブガンダ族の言葉で「カモシカの土地」の意。人口 148万200(2008推計)。

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デジタル大辞泉の解説

カンパラ(Kampala)

ウガンダ共和国の首都。赤道直下ビクトリア湖北岸近くの冷涼な高原に位置する。コーヒー・綿花の集散地。19世紀にブガンダ王国の首都が置かれた。近郊のカスビの丘には歴代の4人の王の墓があり、「カスビのブガンダ王国歴代国王の墓」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。人口、行政区121万(2002)。

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百科事典マイペディアの解説

カンパラ

ウガンダの首都。ブガンダ王国の古都。エンテベの北方30km,ビクトリア湖の北岸にあり,インド洋岸のモンバサと鉄道で結ばれる交通の要地。綿花,コーヒーなどの農産物の集散地として知られる。マケレレ大学(1963年創立)がある。151万6210人(2014)。
→関連項目ウガンダ

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世界大百科事典 第2版の解説

カンパラ【Kampala】

東アフリカ内陸のウガンダの首都。人口77万3000(1991)。ビクトリア湖に臨み,赤道直下(赤道の北32km)にあるが,標高1220mの高原にあるため,気候は爽涼である。六つの小さな丘陵の上や周辺に建設された都市で,ケニアのモンバサ港に通ずる鉄道と,道路網および湖上航路を結ぶ交通の中心である。商工業の中心でもあり,マケレレ大学など教育・文化の施設も整っている。かつてのブガンダ王国の都で,1890年にイギリス東アフリカ軍の建設した要塞を中核として都市建設が始まり,95年から鉄道建設の労働者として移住してきたインド・パキスタン系住民が定着して人口が増加した。

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大辞林 第三版の解説

カンパラ【Kampala】

ウガンダ共和国の首都。ビクトリア湖北岸に近く、赤道直下の海抜1150メートルの高原都市。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンパラ
かんぱら
Kampala

アフリカ東部、ウガンダの首都。同国の中部、ビクトリア湖の北岸近くに位置する。人口115万4000(1999推計)。赤道直下であるが標高1150メートルの高原都市で、年平均気温21.7℃と気候に恵まれている。周辺はコーヒー、綿花を中心とする農業地帯で、カンパラはその集散地である。19世紀にはブガンダ王国の首都で、当時は七つの丘に王の居城や家臣たちの居住地区、商人が集まる市場などがあった。イギリスの植民地統治の時代には、行政、商業などの近代的な機関が集中し、1931年にはアフリカ東海岸のモンバサから延びた鉄道がカンパラに達した。住民構成はガンダ人がなかばを占め、国内の各地方や近隣諸国からの人口が集中している。かつてはインド人やパキスタン人などのアジア人も商業に従事し、1969年には3万2000人に達したが、アミン政権下の72年に国外に追放された。この時期、カンパラの企業や商店の活動は大きな打撃を受け衰退したが、その後すこしずつ復活している。南方40キロメートルにエンテベ国際空港がある。[赤阪 賢]

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精選版 日本国語大辞典の解説

カンパラ

(Kampala) ウガンダ共和国の首都。ビクトリア湖の北岸、標高約一一五〇メートルの高原にある。

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