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ガマ(蒲) ガマTypha latifolia; cattail

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガマ(蒲)
ガマ
Typha latifolia; cattail

ガマ科の多年草。新旧両大陸を通じて北半球温帯に広く分布し,日本では北海道,本州,四国で普通に見かける。川岸や池の縁などの浅いところに生え,泥の中を横にはう根茎から,長さ 1m内外で幅 2cmほどの線形の葉を出す。夏,葉の間から高さ1~2mの直立する花茎を伸ばし,その先に円柱形で濃褐色の花穂をつける。花穂の上半分には雄花が,下半分には雌花多数密生する。花被はなく,雄花は3本のおしべと硬い毛から成り,また雌花は1本のめしべとその基部にある多数の長い毛から成る。果実は熟すると飛散する。花粉は薬用になる。葉はむしろやすだれ,籠などを編むのに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

ガマ(蒲)【ガマ】

沼や池の浅いところにはえるガマ科の多年草。北海道〜九州,北半球の温帯〜熱帯に広く分布する。葉は幅1〜2cm,線形で長くのび,粉緑色で厚い。夏,葉心から高さ1〜2mの太くてまるい花茎を直立し,上端に円柱形の花穂をつける。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガマ【ガマ(蒲) (common) cat‐tail】

湿地の浅い水底から直立するガマ科の多年草で,高さ約2mになる(イラスト)。根茎は泥の中を横にはい,ここから直立茎を出す。葉は線形で長さ1~2m,幅1~2cmで無毛。6~8月に茎頂に穂状花序をつける。花序の上部は雄花群で,この部分は細い。各雄花は3本のおしべだけからなり,花柄基部に長い毛がある。花粉は4個が癒合している。花序の下部は雌花群で,上部よりも太く,直径1.5~2cmになる。雌花はただ1個の心皮からなり,花柄には長い毛がある。

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