キュー(その他表記)Q/q

デジタル大辞泉 「キュー」の意味・読み・例文・類語

キュー(Q/q)

英語アルファベットの第17字。
Q〉《quality factor電気回路における共振の鋭さを表す値。
〈Q〉大きなエネルギー単位。1Q=2.52×1017kcalで、石炭約360億トンを燃やしたときの熱量に相当。
〈Q〉《question》疑問、質問、問題の略号。「QアンドA」
〈Q〉《queen》チェス・トランプで、クイーン記号
〈Q〉《quarter四半期決算での、1つの期。
《「きゅう」の音から》写真植字級数を表す俗な略号。
〈q〉《〈フランス〉queue染色体長腕を表す記号。12qは12番染色体の長腕を意味する。

キュー(queue)

オペレーションズリサーチなどの分野で利用されるデータ構造一種最初に入力したデータが最初に出力されるという特徴をもつ。待ち行列

キュー(cue/Q)

ラジオ・テレビなどで、演技音楽・撮影その他の進行開始の合図。「キューを出す」

キュー(cue)

ビリヤードで、玉を突くのに用いる棒。

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精選版 日本国語大辞典 「キュー」の意味・読み・例文・類語

キュー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Q, q )
  2. 英語のアルファベットの第一七字。
  3. ( Q ) 巨大なエネルギーを表わす単位。1Qは 1055×1021 ジュール =2.52×1017 キロカロリー。
  4. 電子工学で、共振回路の共振の鋭さを表わす量。Q値。
  5. ビタミンの一つ。

キュー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cue, Q ) ラジオ・テレビ用語。せりふ、しぐさ、音楽などの開始の合図。また、演劇で、舞台の出入りや照明、効果などの変わり目を知らせる合図。きっかけ。
    1. [初出の実例]「各室に自由にQ(指示乃至きっかけ)を与えることができ」(出典:NHK放送楽屋ばなし(1951)〈藤井一市〉四)

キュー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cue ) 球突きで、球を突くのに用いる木製の棒。キュースティック
    1. [初出の実例]「無闇に杖(キュウ)を取易へるのだって、決して見とも好くはない」(出典:金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉中)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュー」の意味・わかりやすい解説

キュー
queue

待合せ行列のこと。コンピュータオペレーティングシステムなどにおいて,実行可能なタスク演算装置の割当てを受けようとして待っている場合に用いる。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「キュー」の解説

キュー

先入れ先出し(FIFO)方式でデータを操作する際に利用されるデータ構造のこと。待ち行列とも呼ぶ。主にOSが行うジョブの制御や、プリンターのスプーラーなどで利用される、キューを管理する機能をキューイングという。

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世界大百科事典(旧版)内のキューの言及

【データ構造】より

…配列やリストのような具体的なデータ構造に対して,スタックのような抽象的な概念のことを抽象データ型と呼ぶことがある。 キュー:待ち行列とも呼ぶ。列のうち,一方の端から挿入を行い,もう一方の端から削除を行うもの。…

【ビリヤード】より

…木材で作られていたテーブルは,大理石を経てスレートへと変わっていった。ボールを突く棒(キューcue)も,短いつえのようなものからまっすぐなものへと改良され,ボールも木製から象牙製のものへと変わっていった。しかし近代ビリヤード史にエポックを画したのはチョーク(白墨)とタップである。…

※「キュー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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