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クシュ王国 クシュおうこく

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百科事典マイペディアの解説

クシュ王国【クシュおうこく】

現在のスーダンヌビア地方に前8世紀ごろ興った王国。アフリカの黒人王国としては現在知られている最古のもの。一時はエジプトにまで進出し,第25王朝を築いた。アッシリアの攻撃でエジプトを退いてからも,前6世紀に遷都されたメロエを中心に繁栄。

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世界大百科事典 第2版の解説

クシュおうこく【クシュ王国】

ナイル川上流に前9世紀から後4世紀まで栄えた黒人王国。初めナイル川の第4急流の近くのナパタNapataを中心に栄え,前8世紀にはカシュタ王がエジプトを攻撃して,上エジプトの首都テーベを陥れた。カシュタの息子のピアンキは,父の事業を受け継いで全エジプトの征服を完成した。こうしてエジプトの第25王朝,いわゆるエチオピア王朝(前751‐前656)が始まる。ピアンキは北は地中海岸から南は現在のウガンダ国境まで,東はエチオピア国境まで支配したが,それはアフリカ大陸の4分の1に及ぶ広さであった。

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世界大百科事典内のクシュ王国の言及

【アフリカ】より

…時代的には約1万年前から現在にまで及び,地理的にも砂漠,ステップ,サバンナ,森林,海岸地帯と多様な環境の中で営まれたものであり,美術表現はそれら時代,風土のちがいによって千差万別である。おもなものには,サハラおよび南部アフリカ(サン)の岩面画,クシュ王国の美術,ナイジェリアの彫刻,ジンバブウェ美術,それに彫刻を主とする近代の美術がある。 サハラ砂漠の山岳地帯には,中石器時代から11~12世紀にアラブの侵入を迎えるまで約1万年にわたって描き続けられた岩面彩画・刻画が広く分布する。…

【サオ族】より

…伝承によると,サオ族は〈おそろしい力の巨人〉であったという。これはナイル川上流の長身のクシュ族(クシュ王国)の末裔であることを意味する,との説がある。サオ族はその後継者であるコトコ族Kotokoとともに金属器文化を有し,失蠟法で青銅製品を鋳造し,鉄製品もつくったが,それらの多くは装身具であった。…

【スーダン】より

…スーダンがここに述べた品目を産し,国際交易網の真ん中に位置しているための経済的重要性はその後も変わることはない。 このヌビアに,前2200年ころ,熱帯アフリカ奥地から黒人民族集団が移住してきて先住民を従属させ,クシュ王国時代(前1530‐後350。クシュはナイル川第2急湍以南地域の総称)が始まる。…

【ムサワラット・エス・スフラ】より

メロエの南西約100kmに位置する。宮殿を中心に神殿,官吏や神官の住居,厩,交易所,アレーナ(闘技場)などが取り巻き,メロエとならぶクシュ王国最大の遺跡である。1960年代に〈ライオン神殿〉が発掘され,灌漑設備などが新たに見いだされた。…

※「クシュ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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