コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ゲージ理論 ゲージりろん gauge theory

6件 の用語解説(ゲージ理論の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゲージ理論
ゲージりろん
gauge theory

ゲージ対称性をもつ場の理論をさす。すなわち四次元時空の各点 (座標 xyzt) において定義された場の量ψ (xyzt) を測るゲージを各点ごとに独立に変えても,エネルギーなどすべての物理量が不変であるような理論である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ゲージ‐りろん【ゲージ理論】

素粒子相互作用ゲージ不変性に基づいて統一的に記述しようとする理論。量子電磁力学素粒子の基礎理論となっており、素粒子間に働く力を媒介するゲージ場と、これに対応するゲージ粒子の存在が導かれる。量子電磁力学一般相対性理論ゲージ理論である。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ゲージ理論【ゲージりろん】

の理論の一形式。現在,素粒子の相互作用に関する最も基本的な法則と考えられている。ある種の対称性および保存則を導く手続きが,時空の各点で独立に行われるという要請に基づくもので,力を媒介する場(ゲージ場)の存在が自然に出てくる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ゲージりろん【ゲージ理論 gauge theory】

電磁気学の基本方程式であるマクスウェルの方程式をベクトルポテンシャルで書き直すことは非常に便利なことである。しかし,決まった電場,磁場に対してベクトルポテンシャルは一意的には決まらない。これをゲージの不定性という。場の理論で,例えば電子と光の相互作用を記述するためにはベクトルポテンシャルを用いることがどうしても必要であり,したがってゲージの不定性は本質的な意味をもつといえる。電場や磁場のような観測可能な量を不変に保ちながらベクトルポテンシャルを変える変換をゲージ変換といい,ゲージの不定性はゲージ変換によって完全に記述される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ゲージりろん【ゲージ理論】

ゲージ不変性を満たすように構築される理論。素粒子の基本的相互作用を扱う量子電磁力学、電弱理論、量子色力学はすべてゲージ理論である。さらに、超対称性をもつゲージ理論は、三つの相互作用の統一理論として有望視されている。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲージ理論
げーじりろん
gauge theory

局所的な変換に対して不変な場の理論をいう。局所的な変換とは場所ごとに変換の角度が自由に選ばれた変換をいう。ゲージgaugeという学術語はワイルにより導入され、電磁相互作用をゲージ理論として認識した。この考えをヤン(楊振寧)とミルズRobert L. Mills(1927―1999)は、任意の内部自由度(時空と独立な自由度)に対する対称性に拡張した。このため非可換群に基づいたゲージ理論はヤン‐ミルズ理論ともよばれる。ヤンとミルズの理論発表の直後に内山龍雄は、重力の理論である一般相対論も一種のゲージ理論であることを示した。今日知られている素粒子の相互作用の理論、すなわち電磁相互作用と弱い相互作用統一理論であるワインバーグサラムの理論(WS理論)も、クォークの力学である量子色(いろ)力学(QCD)もすべてゲージ理論である。WS理論とQCDの大統一ゲージ理論が大きな関心をよんでいる。ゲージ理論は数学では接続の幾何学、すなわちファイバー・バンドルの理論に対応する。[益川敏英]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ゲージ理論の関連キーワードマクスウェルの方程式マクスウェルの電磁理論マクスウェルの公式(電磁気学)マクスウェルの双対原理マクスウェルの電磁場方程式マクスウェルの光理論マクスウェルの法則(電磁気学)マクスウェルの方程式(電磁気学)マクスウェルの方程式(熱力学)マクスウェル‐ヘルツの電磁方程式

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ゲージ理論の関連情報