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サンアンドレアス断層 サンアンドレアスだんそうSan Andreas fault

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンアンドレアス断層
サンアンドレアスだんそう
San Andreas fault

北アメリカ西岸にほぼ平行して北西~南東に走る長さ 1000km以上の大断層。水平にずれた代表的な断層で,有史後数回変動している。1857年の地震ロサンゼルス北方の断層が右ずれに動き,1906年のサンフランシスコ地震では,最大 6mの右ずれが生じ,1940年,1966年にも右ずれに動いた。いずれの場合も垂直的なずれは 1m以内であった。この断層は地質構造からも明らかなもので,両側の地層の対比から,古第三紀初めに活動を開始し,中新世初めから今日までに約 560km右水平にずれ,第四紀からは 9kmもずれたといわれる。地震の原因説の一つ,弾性反発説はこの断層変動を調べて提示された。今日ではこの断層は,東太平洋海膨の北端と東北太平洋の海嶺とを結ぶトランスフォーム断層と考えられている。

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デジタル大辞泉の解説

サンアンドレアス‐だんそう【サンアンドレアス断層】

San Andreas Fault》米国の太平洋岸沿いに北北西から南南東に走る長さ1000キロ以上の大断層。断層の西側が東側に対して北にずれた右横ずれ断層で、断層運動は今も続いている。トランスフォーム断層の一つとされる。

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大辞林 第三版の解説

サンアンドレアスだんそう【サンアンドレアス断層】

アメリカ合衆国、カリフォルニア州を北北西から南南東にかけて縦断する右横ずれの大断層。北米プレートと太平洋プレートを境するトランスフォーム断層で、現在でもその水平移動が検出されている。1906年のサンフランシスコ地震( M 8.3、水平変位6.3メートル)以後、特に注目されるようになった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンアンドレアス断層
さんあんどれあすだんそう
San Andreas fault

アメリカ合衆国カリフォルニア州を北北西―南南東に走る長さ1000キロメートル以上の右横ずれ断層。北アメリカプレートと太平洋プレートの境界をなすトランスフォーム断層と考えられている。また、新生代古第三紀漸新世(ぜんしんせい)の活動開始以来、総変位量は300キロメートル以上になるといわれている。
 この断層沿いには現在でも活発な地震活動が続いており、1989年のロマプリータ地震(マグニチュード7.1)や1994年のノースリッジ地震(マグニチュード6.8)では高速道路などに大きな被害が出た。地震に伴って現れた右横ずれ断層運動が、地表のオレンジ果樹園でのオレンジの木の並びの食い違いで直接観測されたり、断層に沿って河川が屈曲しているところもある。また地震を伴わず、ゆっくりと地表が右横ずれに運動するクリープ現象も一部で観察されている。[伊藤谷生・村田明広]

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