精選版 日本国語大辞典 「シチリア」の意味・読み・例文・類語
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地中海最大の島。現在,イタリア共和国のシチリア自治州を構成する。中心都市はパレルモ。地中海の中心という戦略的に重要な場所に位置しているため,この島は古来より覇権争奪戦の焦点となり,さまざまな民族や国の支配を受けてきた。主なものだけでも,カルタゴ,ローマ,ヴァンダル,東ゴート,ビザンツ帝国,アラブ,ノルマン,神聖ローマ帝国(ドイツ),フランス(アンジュー家),アラゴン王国,イタリアをあげることができる。しかし,同時に,この島は,異文化の十字路となり,さまざまな文化的背景を持つ人々が接触,交流する場ともなってきた。その複雑な歴史のなかで,シチリアが黄金時代を迎えたのは,9~12世紀のアラブ,ノルマン支配下においてだった。シチリアは,アラブ人たちの手で農業と商業で栄える豊かなイスラーム教徒の島へと変貌し,12世紀には異文化が併存する豊かで強力なノルマン・シチリア王国となった。13世紀前半には神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世のもとで再び繁栄を迎えたが,その後,アンジュー家,アラゴン王家,オーストリア・ハプスブルク家,スペイン・ブルボン家などの支配をへて,1861年イタリア王国に統合された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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