ズラトウスト(英語表記)Zlatoust

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ズラトウスト
Zlatoust

ロシア中西部,チェリャビンスク州の都市。州都チェリャビンスクの西約 120km,ウラル山脈南部にあり,ウファ川支流アイ川にのぞむ。 1754年に製鉄・製銅工場が建設されたことに始り,1865年市となった。ロシア革命前には金属細工,刃物,剣の産地として知られ,現在もウラル地方の重要な冶金中心地となっており,ステンレス鋼などの特殊鋼の生産が盛ん。ほかに時計などを製造する機械工業もある。チェリャビンスクとウファを結ぶ鉄道,ハイウェーが通る。人口 17万4985(2010)。

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デジタル大辞泉の解説

ズラトウスト(Zlatoust/Златоуст)

ロシア連邦西部、チェリャビンスク州の都市。ウラル山脈南部、ウファ川の支流アイ川沿いに位置する。18世紀半ばに製鉄工場が建設されたことに起源する。19世紀にロシア初の鋼鉄製の大砲が造られ、現在も金属工業、機械工業が盛ん。

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百科事典マイペディアの解説

ズラトウスト

ロシア,ウラル山脈南部,アイ川に臨む都市。チェリャビンスク州に属する。冶金,機械などの工業が行われる。1754年製鉄所の建設に伴い創設。以後製鉄,刃物の産地として知られたが,十月革命後製鉄は行われなくなった。郊外を含む人口19万378人(2009)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ズラトウスト【Zlatoust】

ロシア連邦西部の工業都市。ウラル山脈南部の山地,アイ河谷中にあり,チェリャビンスク州に属する。人口20万7800(1992)。1754年に鉄鉱山の近くに製鉄所が建てられたのが市の始まりで,以来製鉄と刃物製造で有名だったが,十月革命後,製鉄は中止され,現在は高品位鋼の生産と金属加工(工作機械,工具,精密機械の製造),研磨材製造が盛んである。第2次世界大戦中に旧市街から12kmの所に新市が建設された。【米川 哲夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ズラトウスト
ずらとうすと
Златоуст Zlatoust

ロシア連邦西部、チェリャビンスク州の工業都市。ウラル山脈南部、ウファ川支流アイ川の河谷にある。人口19万8400(1999)。1754年、製鉄、製銅工場が建設されたのが始まりで、武器(剣)に必要な良質鋼の生産で知られていた。1860年、ロシアで初めて鋼鉄製の大砲を武器製造工場で製作した。ロシア革命後も良質鋼の生産は拡大され、ロシアで初めてボールベアリングを生産したのもここである。また良質鋼を利用して精密機械、重機械の製作、時計の生産が行われている。市は狭い河谷に沿って40キロメートル以上も延び、谷底の平地に工場、斜面に住宅が建つ。市内をチェリャビンスクとウファを結ぶ鉄道、ハイウェーが通る。[中村泰三]

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