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チオ硫酸ナトリウム チオりゅうさんナトリウム sodium thiosulfate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チオ硫酸ナトリウム
チオりゅうさんナトリウム
sodium thiosulfate

化学式 Na2S2O3亜硫酸ナトリウム溶液に硫黄を加えて熱すると容易に生成する。溶液を加熱濃縮すると結晶を析出する。5水和物はハイポとも呼ばれる無色の単斜晶系柱状結晶で,水,アンモニアに可溶,アルコールに難溶。

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デジタル大辞泉の解説

チオりゅうさん‐ナトリウム〔‐リウサン‐〕【チオ硫酸ナトリウム】

亜硫酸ナトリウム硫黄を加えて得られる結晶。五水和物は俗にハイポと呼ばれ、無色の柱状結晶で、湿気によって風解または潮解する。写真の定着液や、水道水の塩素を除くのに使用。化学式Na2S2O3 チオ硫酸ソーダ

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百科事典マイペディアの解説

チオ硫酸ナトリウム【チオりゅうさんナトリウム】

化学式はNa2S2O3・5H2O。比重1.715(27℃),48.2℃で結晶水に溶ける。チオ硫酸ソーダ,俗にハイポとも呼ばれるが,正しい名称ではない。
→関連項目ダゲレオタイプ定着液

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栄養・生化学辞典の解説

チオ硫酸ナトリウム

 Na2S2O3 (mw158.11).脱塩素剤として使われる食品添加物であったが,現在は使用されていない.

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世界大百科事典 第2版の解説

チオりゅうさんナトリウム【チオ硫酸ナトリウム sodium thiosulfate】

化学式Na2S2O3。市販品Na2S2O3・5H2Oは俗に誤って次亜硫酸ソーダsodium hyposulfite,略してハイポhypoと呼ばれているが,これは形式上の1水和物Na2S2O3・H2Oを次亜硫酸水素ナトリウム(正しくはスルホキシル酸水素ナトリウム)NaHSO2とみなした誤解に由来する名称で,亜二チオン酸ナトリウムNa2S2O4(いわゆる次亜硫酸ナトリウム)と混同されやすく,正しい名称ではない。

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大辞林 第三版の解説

チオりゅうさんナトリウム【チオ硫酸ナトリウム】

亜硫酸ナトリウムの水溶液を硫黄の粉末と煮沸して得る。五水和物は無色透明の結晶でハイポともいわれる。無水物は白色結晶性粉末。化学式 Na2S2O3 水によく溶ける。還元性を利用して写真の定着剤として用いられる。チオ硫酸ソーダ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チオ硫酸ナトリウム
ちおりゅうさんなとりうむ
sodium thiosulfate

チオ硫酸のナトリウム塩。チオ硫酸ソーダともいう。化学式Na2S2O3、式量158.1。五水和物は俗にハイポとよばれるが、これはチオ硫酸塩が古くは次亜硫酸塩hyposulfiteとよばれたことに由来する。亜硫酸ナトリウムの水溶液に粉末硫黄(いおう)を加えて煮沸し反応させたのち、加熱濃縮すれば五水和物として析出する。硫化ナトリウムと二酸化硫黄との反応、多硫化ナトリウムと亜硫酸水素ナトリウムとの反応によっても得られる。五水和物結晶は空気中では安定であるが、冷たい空気中ではいくぶん潮解し、乾燥した空気中では風解する。48.2℃で結晶水の中に溶けて液状となる。水に溶けやすく、その際多量の熱(11kcal/mol)を吸収する。チオ硫酸ナトリウムは容易に酸化されて硫酸塩やポリチオン酸塩に変わる性質があるので、強い還元剤として働く。たとえばヨウ素と次の式に従って定量的に反応するので、ヨウ素滴定法の試薬となる。
  I2+2Na2S2O3→2NaI+Na2S4O6
 また、ハロゲン化銀と反応して水溶性の銀錯塩をつくるので、写真現像の際の定着剤として用いられる。水溶液は塩素を吸収する。
  Na2S2O3+4Cl2+5H2O→2NaCl+2H2SO4+6HCl
 そのほかメチレンブルーなどの染料の原料、高級紙の脱塩素剤、クロムなめしにおける重クロム酸塩の還元剤、また重金属中毒、妊娠中毒などの解毒剤として用いられる。[鳥居泰男]

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