デジタル大辞泉
「風解」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ふう‐かい【風解】
- 〘 名詞 〙 結晶水を含む結晶を空気中に放置しておくと、水分子を徐々に失い、粉末になる現象。芒硝、洗濯ソーダなどに見られる。風化。〔稿本化学語彙(1900)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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風解 (ふうかい)
efflorescence
結晶水を有する結晶や水和物が,大気中でその水分を失う現象。多くの場合,結晶状から粉末状に変化する。これは,結晶のもつ水蒸気圧が大気中の水蒸気の分圧よりも高い場合に,結晶中の水分が大気中へ移っていくために起こる。たとえば硫酸ナトリウム10水和物Na2SO4・10H2Oは,外見は氷砂糖のような結晶であるが,大気中に放置すると,表面から徐々に(数日で)白い粉末状に変化する。表に風解する物質の例をあげる。
執筆者:橋谷 卓成
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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風解
フウカイ
efflorescence
水和水をもつ結晶を空気中に置くと,水和水がとれて粉末になる現象.固体塩類の分解反応の一つである.水和水をもつ塩が分解して無水塩と共存すると,この系は相律から一定温度では一定の水蒸気分圧をもつ.この分圧が空気中の水蒸気分圧より高いと,塩の分解は完全に進行して新しく無水塩のみになる.無水塩の結晶成長速度が核生成速度に比べて遅いため,微粉末が生成する.例としては,Na2CO3・10H2O,Na2SO4・10H2O,Na2HPO4・12H2Oなどがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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風解
ふうかい
efflorescence
水和物結晶と平衡にある水蒸気圧が、大気中の飽和水蒸気圧よりも大きい場合には、結晶から水分子が遊離して、水和数のもっと少ないもの、あるいは無水物となり、結晶格子の崩壊がおこる。これを風解という。潮解とはちょうど逆である。炭酸ナトリウム十水和物、あるいは硫酸ナトリウム十水和物などは風解性の著しい結晶の例である。
[山崎 昶]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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風解
結晶質物質が空気にさらされて,その結晶水を放出し崩壊する現象.岩石や建築材料の表面に柔らかい砕けやすい結晶質の粉末が形成される.これは岩石の表面が持っていた水分が蒸発した結果か,または結晶作用の水分の消失によってできたもの.風解作用による代表的な鉱物には石膏,方解石,ハライト(halite)などがある.ロンドン粘土で作った煉瓦では炭酸カルシウムと黄鉄鉱の間の反応で風解現象が起こる[Blyth & De Freitas : 1974].→ブルーム(2.1.1)
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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風解
ふうかい
efflorescence
結晶水を含む結晶を空気中に置くと,水分子を失って粉末状の無水物になる現象。たとえば芒硝を空気中に置くと,結晶水を失って白色粉末になる。(→潮解)
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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風解【ふうかい】
結晶水をもつ結晶または水和物が空気中でその水分を失う現象。多くは結晶格子が破壊されて粉末化する。含水結晶の水蒸気圧が大気中の水蒸気の分圧より高い場合に起こる。
→関連項目潮解
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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