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ニトロセルロース ニトロセルロース nitrocellulose

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニトロセルロース
ニトロセルロース
nitrocellulose

硝酸セルロース硝酸繊維素,硝化綿などの呼称もある。セルロースの硝酸エステルで,180℃付近で発火し激しく燃える。セルロースを濃硫酸,濃硝酸,水の混液で処理してつくる。条件によって,セルロースの基本単位中にある3個の水酸基ニトロ化される程度が異なる。

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デジタル大辞泉の解説

ニトロセルロース(nitrocellulose)

セルロース硝酸エステル。セルロースを硝酸硫酸・水の混合物で処理してつくる。硝酸度の多いものは無煙火薬などに、少ないものはラッカーフィルムセルロイドなどの原料。硝酸セルロース。硝酸繊維素。硝化綿。

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百科事典マイペディアの解説

ニトロセルロース

硝酸繊維素,硝化綿とも。セルロースを硝酸と硫酸との混酸で処理して得られるセルロースの硝酸エステル。白色または淡黄色の綿状物質で,着火すると激しく燃焼する。セルロースを構成するグルコース1単位分子あたり3ヵ所で硝酸エステル化可能だが,さまざまな程度に硝化されたものが得られ,窒素含有量で区別する。
→関連項目火薬コロジオン炸薬硝酸エステルダイナマイトダブルベース推進剤綿薬ラッカー

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世界大百科事典 第2版の解説

ニトロセルロース【nitrocellulose】

硝酸繊維素,硝化綿ともいい,セルロースの硝酸エステルである。セルロース誘導体では最も早く1833年に合成された。綿火薬として実用化され,60年代にニトロセルロースの精製安定法が見つかり,無煙火薬の製造につながった。68年J.W.ハイアットはニトロセルロースにショウノウを混合することによって,初めて合成樹脂すなわちセルロイドをつくった。ニトロセルロースから繊維をつくる研究は80年代にいくつか行われ,C.H.B.deシャルドンネの絹はかなりの量で生産された最初の人造絹糸である。

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大辞林 第三版の解説

ニトロセルロース【nitrocellulose】

硝酸しようさんセルロース

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニトロセルロース
にとろせるろーす
nitrocellulose

セルロースエステルの一つ。一般的には硝酸繊維素、硝酸セルロースといわれているが、塗料、セルロイドあるいはコロジオン用の場合には硝化綿、火薬・爆薬用の場合には綿薬または綿火薬とよばれてきた。
 精製乾燥したセルロースを、硝酸、硫酸、水の3成分からなる混酸に常温付近において浸して得られる。混酸の組成により種々の窒素量のニトロセルロースが得られ、窒素量によって強綿薬、弱綿薬および脆綿(ぜいめん)薬に分けられる。理論的にはセルロースの単位構造当り3個の硝酸基が入り、窒素量14.14%となりうるが、実際には14%以上の製品を得ることはむずかしい。強綿薬は無煙火薬、弱綿薬はダイナマイト、ラッカー、人工レザー、脆綿薬はセルロイドの原料として用いられる。[吉田忠雄・伊達新吾]

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世界大百科事典内のニトロセルロースの言及

【化学繊維】より

…綿のような安価なセルロース系天然繊維から高級な絹に似た人工繊維(人造絹糸,略して人絹ともいう)を作ろうという努力が始まった。ニトロセルロースがフランスのブラコネH.Braconnetによって1832年セルロースと硝酸から合成されたので,スイスのC.F.シェーンバインが46年にこれをエーテルとアルコールに溶かして糸に引いたのが始まりである。85年にC.H.B.deシャルドンネはニトロセルロースを紡糸後に脱ニトロ化してシャルドンネの絹と呼ばれる最初の実用になるレーヨンを作り,一時期広く使用された。…

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