百科事典マイペディア「バガバッドギーター」の解説
バガバッドギーター
→関連項目ヒンドゥー教
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…クリシュナは前7世紀以前に実在した人物であるとみなされ,遊牧に従事していたヤーダバ族Yādavaの一部ブリシュニ族に生まれたという。バーラタ(バラタ)族の大戦争に参加しパーンダバ軍を助けたことは,大叙事詩《マハーバーラタ》,およびその一部であるヒンドゥー教の代表的聖典《バガバッドギーター》によってうかがい知ることができる。やがてクリシュナはヤーダバ族の奉ずる神バガバットと同一視され,さらに太陽神ビシュヌの化身とみなされるようになり,ビシュヌ教のバーガバタ派の最高神となった。…
…ベーダの祭式は,王侯や司祭階級バラモンたちの独占するところであり,またウパニシャッドに説かれる自己と宇宙に関する深遠な洞察は,知的エリートにのみ可能であった。バクティの概念を前面に打ち出したのは《バガバッドギーター》が最初であるが,ここにようやく,ベーダ以来の正統的宗教が一般民衆に開かれたものになり,ヒンドゥー教が急速に発展する基盤が形成されたのである。バクティは,とくに南インドのビシュヌ派諸派の間で重要視された。…
…なかでもラーマとその妃シーター,クリシュナとその妃ラーダーは,しばしば文芸の対象になり,広くインド全土で熱烈に崇拝されてきた。この派の存在は,前5~前4世紀以降の文献などによって確かめられるが,その教義がまとまった形をとったのは,叙事詩《マハーバーラタ》の一部に組み込まれている《バガバッドギーター》においてである。また,この派に関連の深い文献としては,《マハーバーラタ》の付編として扱われている《ハリバンシャ》,および《ビシュヌ・プラーナ》《バーガバタ・プラーナ》などのプラーナなどがある。…
… 《ブラフマ・スートラ》は,当時有力であった,純粋精神プルシャと根本物質プラクリティの二元論を説くサーンキヤ学派に対抗して,ウパニシャッドの中心論題であるブラフマンを宇宙の唯一絶対の究極原因であるとして,一元論を展開した。〈ベーダーンタ〉という語はウパニシャッドを指し,ウパニシャッドに絶対的権威を認め,その統一的解釈と体系化を目ざしたが,学派の伝統が確立すると,ウパニシャッドのみならず,《バガバッドギーター》と《ブラフマ・スートラ》をも併せて,〈三つの体系(プラスターナトラヤPrasthānatraya)〉と呼び,基本的な文献と見なした。 《ブラフマ・スートラ》成立後の学派の展開は必ずしも明確ではないが,8世紀前半のシャンカラの出現に至るまでのおよそ300年間に活躍した学者の名前が10名ほどあり,その著作も現存している学者に,文法学にベーダーンタ哲学を導入したバルトリハリ(5世紀後半),仏教の影響を強く受けたガウダパーダ(640ころ‐690ころ),その弟子でシャンカラの師と伝えられるゴービンダGovinda(670ころ‐720ころ),シャンカラとは立場を異にする不二一元論を説いたマンダナミシュラMaṇḍanamiśra(670ころ‐720ころ)がいる。…
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