パトナム(英語表記)Putnam, Israel

  • Hilary Putnam
  • Putnam, Hilary
  • Putnam, Rufus
  • Puttenham, George

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1718.1.7. マサチューセッツ,ダンバース
[没]1790.5.19. コネティカット,ブルックリン
アメリカ独立革命期の軍人。フレンチ・アンド・インディアン戦争ポンティアク戦争に参加したのち,印紙税法反対の運動のなかで「自由の息子たち」の組織づくりに貢献。コネティカットの組織の指導者となり,反英運動を推進。 1775年6月大陸会議から少将に任命され,バンカーヒルの戦い,ロングアイランドの戦いで G.ワシントンのもとで指揮をとった。 78~79年コネティカット部隊の指揮官をつとめたが,79年引退。
[生]1738.4.9. マサチューセッツ,サットン
[没]1824.5.4. オハイオ,マリエッタ
アメリカの軍人,オハイオ開拓者。 I.パトナムの従弟。フレンチ・アンド・インディアン戦争に参加。アメリカ独立戦争のときサラトガの戦いなど北部戦線で活躍。 1783年准将。独立後オハイオ会社設立に協力。オハイオ新開地で准州判事をつとめた。 96~1803年連邦公有地監督官。
[生]1530頃
[没]1590. ロンドン
イギリスの宮廷人。 1589年に匿名で出版された『英詩の技法』 The Arte of English Poesieは,当時の最も長い,体系的な英詩論であるが,著者はパトナムとだけわかっていて,ジョージなのか,兄リチャード (1520頃~1601頃) なのかは不明。
[生]1926.7.31. イリノイ,シカゴ
[没]2016.3.13. マサチューセッツ,アーリントン
アメリカ合衆国の哲学者。翻訳家の父のもとに生まれ,子供時代をフランスで過ごした。ペンシルバニア大学で哲学と数学を専攻し 1948年に卒業,ハーバード大学大学院を経て,1951年カリフォルニア大学ロサンゼルス校で博士号を取得。ノースウェスタン大学,プリンストン大学,マサチューセッツ工科大学で教鞭をとり,1965年からはハーバード大学で哲学を講じた。形而上学認識論,心の哲学,言語哲学科学哲学数理哲学,論理哲学に貢献した。特に,言語的意味は外的な現実情報を含むという外在主義の意味論,反還元主義の心の哲学,真理と知識は客観的であるとする実在論で知られた。後期においては認識論と形而上学の道義的側面に目を向け哲学の道徳性を重んじた。経験により立証できる言明のみが意味を有するという論理実証主義に対し,理論に基づいた科学者の予測が的中する場合を例にあげ反論した。論文『「意味」の意味』The Meaning of 'Meaning'(1975)において,話者自身が専門知識をもたない実在のものをさすことばを用いることは,その知識をもつ専門家たちの知恵に立脚していると指摘した。

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デジタル大辞泉の解説

[1926~2016]米国の哲学者。ネオプラグマティズムのリーダーの一人。心の哲学・科学哲学・言語哲学など幅広い分野で活躍した。著「理性・真理・歴史」「実在論と理性」など。パットナム。

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図書館情報学用語辞典 第5版の解説

1861-1955.米国ニューヨーク生まれ.ハーバード大学卒業後,23歳でミネアポリスアシーニアム(Minneapolis Athenaeum)の館長に就任,ミネアポリス公共図書館の館長を経て,新館が完成したばかりの,当時米国最大の公共図書館であったボストン公共図書館の館長となる.1899~1939年第8代米国議会図書館長.「米国議会図書館分類表」と「米国議会図書館件名標目表」の採用,印刷カードの頒布図書館相互貸借の開始,国内主要図書館の総合目録編纂別館増築などの事業により,同館が世界最大の図書館となることに貢献した.

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