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フェロシアン化カリウム フェロシアンかカリウム

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェロシアン化カリウム
フェロシアンかカリウム

「ヘキサシアノ鉄 (II) 酸カリウム」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

フェロシアンか‐カリウム〔‐クワ‐〕【フェロシアン化カリウム】

potassium ferrocyanide》ヘキサシアノ鉄酸カリウムの異称。鉄塩とシアン化カリウムから作られる黄色の結晶。分析試薬、顔料のベルリン青などに利用。化学式K4[Fe(CN)6]で、通常は三水和物。黄色血滷塩(けつろえん)。黄血塩。

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百科事典マイペディアの解説

フェロシアン化カリウム【フェロシアンかカリウム】

正式にはヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムK4[Fe(CN)6]・3H2O。黄血塩,黄血カリとも。比重1.882。黄色結晶。水に溶け,空気中で安定。
→関連項目フェリシアン化カリウム

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大辞林 第三版の解説

フェロシアンかカリウム【フェロシアン化カリウム】

正称はヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム。化学式 K4[Fe(CN)6]・3H2O 硫酸鉄(Ⅱ)にシアン化カリウムを加えて熱すると得られる黄色の結晶で、通常は三水和物として存在する。水に溶け、溶液に鉄(Ⅱ)イオンを加えると青白色の沈殿が生じ、鉄(Ⅲ)イオンを加えると濃青色の沈殿(プルシャンブルー)が生じる。鉄などの検出に用いる。黄血塩。黄血カリ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェロシアン化カリウム
ふぇろしあんかかりうむ
potassium ferrocyanide

黄血塩ともいう。ヘキサシアノ鉄()酸カリウムが正しい名称である。通常は三水和物の形をとる。ドイツのディッペルJohann Konrad Dippel(1673―1734)によって、1710年初めて粗製品を得た。古くは動物の血液、内臓、皮革などを鉄屑(てつくず)とともに炭酸カリウムで融解する方法でつくられていた。工業的に、石炭ガス精製の際に生ずるプルシアンブルー(紺青)をアルカリで分解する方法がとられたこともあるが、現在では、硫酸鉄()の水溶液に過剰のシアン化カリウムを反応させるか、シアン化物溶液中で鉄を電解酸化することによって製造される。含まれる錯イオン[Fe(CN)64-が不対電子をもたないため、フェリシアン化カリウムとは異なり反磁性である。
 常温で安定な黄色の結晶であるが、100℃で結晶水を失って吸湿性の白色粉末となり、さらに高温では窒素とシアンを放って分解し、炭化鉄と炭素を残す。また、光によって分解する。水、アセトンには溶けるが、エタノール(エチルアルコール)、エーテルには溶けない。水溶液は苦味を有するが、加水分解はおこらないので毒性はない。しかし希硫酸と温めると有毒なシアン化水素を発生する。溶液に鉄()塩を加えると濃青色の沈殿(プルシアンブルー、ベルリン青と俗称される)を生ずる。また、鉄()塩で青白色、銅塩で赤褐色、銀塩または亜鉛塩で白色の沈殿を生ずる。これらの反応は定性分析に利用される。青写真の感光剤としても使われる。[鳥居泰男]

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世界大百科事典内のフェロシアン化カリウムの言及

【シアノ鉄錯塩】より


[ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム]
 化学式はK4[Fe(CN)6]・3H2O。俗称フェロシアン化カリウム,黄血塩,黄血カリなど。18世紀の半ばころすでに知られ,動物の血液などを鉄および炭酸カリウムと反応させてつくったので黄血塩の名がある。…

※「フェロシアン化カリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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