フランス連合(読み)フランスれんごう

百科事典マイペディア 「フランス連合」の意味・わかりやすい解説

フランス連合【フランスれんごう】

1946年フランス第四共和政下で形成された国家形態。イギリス連邦にならい,本国・旧植民地・保護領を平等な権利義務の下に統一した連合体。1958年フランス共同体に改編された。
→関連項目カンボジア大使ラオス

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「フランス連合」の解説

フランス連合(フランスれんごう)
Union française

1946年10月に公布されたフランス第四共和政憲法は,イギリス連邦にならって,その旧植民地,保護国(領)をも平等な権利,義務のもと一つの連合を形成するものとした。このフランス連合では,中央機関議長大統領が兼任し,最高理事会およびフランス政府と海外諸領から選出された240名の代議員よりなる議会が設けられた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「フランス連合」の解説

フランス連合
フランスれんごう
Union Française

1946年の第四共和政憲法により規定されたフランス植民地と本国との一体的な組織
フランス本国・アルジェリア・海外諸国・海外領土・連合諸国によって構成され,人種宗教の別なく平等の権利・義務を基礎にするとした。中央に議長と最高理事会を置き,フランス政府と海外諸地域から選出された代議員による議会が設置されているが,フランス本国政府の優越が認められ,実際には不平等であった。

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