結膜や角膜にできる白色で境界の鮮明な小隆起をいい、しばしば中央が潰瘍(かいよう)となる。結膜に生じたものを結膜フリクテンといい、周囲に充血を伴うが、症状は異物感がある程度で、それも強くない。角膜にできると角膜フリクテンとよび、痛み、まぶしさ(羞明(しゅうめい))など刺激が強い。角膜中に血管が侵入すること(パンヌス)がある。原因は、細菌の菌体成分を抗原とした遅発型アレルギーとされており、かつては結核と関係した例が多かった。腺(せん)病質の小児によくみられ、また顔面湿疹(しっしん)に合併することもある。副腎(ふくじん)皮質ステロイドホルモンの点眼が効く。俗に「目星(めぼし)」または「星目(ほしめ)」とよばれる。
[内田幸男]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…現在みられるのは,角膜上皮,角膜実質にできた瘢痕(はんこん)や血管新生による混濁である。フリクテンphlyctenは俗に星目ともいわれ,角膜輪部に小結節をつくり,潰瘍化して瘢痕を残して治癒する病気で,角膜や結膜に斑点ができる。結核アレルギーと考えられている。…
※「フリクテン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加