プレート(英語表記)plate

翻訳|plate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プレート
plate

地球表層部をおおう剛体的な板状のブロックのこと。リソスフェア (岩圏または岩石圏) と呼ぶこともある。地球表面は,十数個のプレートに分けられ,さらに大陸プレート海洋プレートとに大別される。個々のプレートは,その縁辺部を除きほとんど変形することなしに,年間数 cmから 10cm程度の速度で地球表面を水平方向に動くため,プレートの境界部ではプレート同士が互いに離れたり,すれ違ったり,衝突したり,片方のプレート下にもう一方のプレートが沈み込んだりする。この結果,アルプスやヒマラヤの造山運動や,東太平洋での海底拡大等の地学的変動の大部分は,プレート境界部に集中する。このようなプレート間の運動に伴う諸現象の大勢は,プレートテクトニクスという理論により明快に説明されている。ただし,たとえば中国大陸や弧状列島付近での変動現象は,剛体的なプレート間の相互作用では十分に説明できない。このため,「少し軟らかいプレート」,あるいは「剛塑性的なプレート」等の新しいプレートの概念が必要になってきている。

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デジタル大辞泉の解説

プレート(plate)

板金。金属板。「ナンバープレート
皿。「プレートスピニング(=皿回し)」
野球で、投手の投球位置に置かれた板。また、本塁。「ピッチャーがプレートをはずす」「ホームプレート
真空管陽極
地球表層部を形成する厚さ100キロ前後の硬い岩板。ユーラシアプレート・太平洋プレートなど十数枚が地球表面を覆っている。→大陸プレート海洋プレート

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岩石学辞典の解説

プレート

薄い平らな岩石片のことであるが,この意味では現在はほとんど用いられない[Arkel & Tmkeieff : 1953].

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大辞林 第三版の解説

プレート【plate】

板。板金。金属板。 「ナンバー--」 「ネーム--」
皿。
野球で、
投手が投球すべき位置に置いてある板。投手板。
本塁。ホーム-プレート。
写真の感光板。
真空管の陽極。
地球表層を形づくる、厚さ100キロメートル 内外の岩盤。現在の地球表面は、大小十数個のプレートでモザイク状に敷き詰められている。 「太平洋-」 → リソスフェア

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精選版 日本国語大辞典の解説

プレート

〘名〙 (plate)
① 板。金属板。特に、名前や番号などを書いて物につける札。
※機械(1930)〈横光利一〉「プレートの色を変化させるには」
② 皿。〔西洋衣食住(1867)〕
③ 真空管の陽極。極板
④ 印刷で、図版をいう。
⑤ 写真の乾板種板
※風俗画報‐一一〇号(1896)人事門「此早取写真なるものは洋語にプレート云ふ明治十五年の頃英吉利西国に於て発明せるもの」
⑥ 「ピッチャーズプレート」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
⑦ 「ホームプレート」の略。
※漫才読本(1936)〈横山エンタツ早慶戦「大胆にもプレートの真ン中に投げ込みましたストライク、打者見送って」
⑧ 地球表面をおおう厚さ七〇~一〇〇キロメートルの地殻をふくむ硬い岩石の層。現在の地球表面は、十数枚のプレートからできている。

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