プレート(その他表記)plate

翻訳|plate

デジタル大辞泉 「プレート」の意味・読み・例文・類語

プレート(plate)

板金。金属板。「ナンバープレート
皿。「ディナープレート」「プレートスピニング(=皿回し)」
野球で、投手の投球位置に置かれた板。また、本塁。「ピッチャープレートをはずす」「ホームプレート
真空管陽極
地球表層部を形成する厚さ100キロ前後の硬い岩板。ユーラシアプレート太平洋プレートなど十数枚が地球表面を覆っている。→大陸プレート海洋プレート
[類語](5地殻地核マントル岩床岩脈マグマ岩漿

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精選版 日本国語大辞典 「プレート」の意味・読み・例文・類語

プレート

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] plate )
  2. 板。金属板。特に、名前や番号などを書いて物につける札。
    1. [初出の実例]「プレートの色を変化させるには」(出典:機械(1930)〈横光利一〉)
  3. 皿。〔西洋衣食住(1867)〕
  4. 真空管の陽極。極板。
  5. 印刷で、図版をいう。
  6. 写真の乾板。種板。
    1. [初出の実例]「此早取写真なるものは洋語にプレート云ふ明治十五年の頃英吉利西国に於て発明せるもの」(出典:風俗画報‐一一〇号(1896)人事門)
  7. ピッチャーズプレート」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
  8. ホームプレート」の略。
    1. [初出の実例]「大胆にもプレートの真ン中に投げ込みましたストライク、打者見送って」(出典:漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉早慶戦)
  9. 地球表面をおおう厚さ七〇~一〇〇キロメートルの地殻をふくむ硬い岩石の層。現在の地球表面は、十数枚のプレートからできている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレート」の意味・わかりやすい解説

プレート
plate

地球の表層部を覆う非常に硬い地塊。物質的には地殻と最上部マントルで構成され,硬さによる区分ではリソスフェア岩石圏)と呼ばれ,より高温でやわらかいアセノスフェア(岩流圏)の上に載る。プレートの厚さは,おもに海洋を載せている海洋プレートで約 10~100km,おもに陸地を載せている大陸プレートで約 100~200kmといわれる。地球上には大小十数枚のプレートがあり,縁辺部を除いてほとんど変形することなく,年間 5~10cm程度の速度で地球表面を水平方向に動く。このため,プレートの境界ではプレート同士が互いに離れたり,すれ違ったり,衝突したり,あるいは海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んだりする。これらプレートの運動に伴う諸現象を説明する理論として,プレートテクトニクスがある。日本列島および近隣の海域は,海洋プレートの太平洋プレート,フィリピン海プレート,大陸プレートのユーラシアプレート,北アメリカプレートの 4枚のプレート上にあり,地震火山噴火などさまざまな地殻変動に見舞われることが多い。

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岩石学辞典 「プレート」の解説

プレート

薄い平らな岩石片のことであるが,この意味では現在はほとんど用いられない[Arkel & Tmkeieff : 1953].

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プレート」の意味・わかりやすい解説

プレート
ぷれーと

プレートテクトニクス

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食器・調理器具がわかる辞典 「プレート」の解説

プレート【plate】

洋風の皿。

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世界大百科事典(旧版)内のプレートの言及

【海底地形】より

…海底地形は深海底と大陸縁辺部の地形に大別される。
[深海底の地形]
 プレートテクトニクスの考え方によると,構造運動はプレート運動によって起きる。地球内部は地殻,マントル,核に大別される。…

【皿】より

…今日,〈皿〉と書く場合はおもに陶磁器を指し,木製品や金属製品に対しては〈盤〉も使われる。英語では大皿をプレートplate,小皿をディッシュdish,大型平皿をプラッターplatter,受皿をソーサーsaucer,灰皿や盆などをトレーtrayと呼んで区別している。 皿の起源は明確ではないが,食器として主要な役割を担うようになるのは比較的新しく,日本では奈良時代以降のことである。…

※「プレート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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