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プロピレン propylene

翻訳|propylene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プロピレン
propylene

(1) プロパンから水素原子2個を除いた2価の原子団 -C3H6- 。遊離状態では存在しない。 (2) エチレン系炭化水素の一つ。化学式 C3H6プロペンともいう。弱い刺激性の特臭をもつ無色の気体沸点-47.70℃。石油分解ガスから低温分留するか,プロパンの脱水素によって工業的に多量に生産される。液化石油ガスとして燃料,重合ガソリン製造原料となる。また石油化学製品,たとえばイソプロピルアルコールアセトンプロピレングリコールアリルアルコールグリセリン,アクロレイン,アクリロニトリルフェノールポリプロピレンなどの原料となる。

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百科事典マイペディアの解説

プロピレン

化学式はCH2=CH−CH3。エチレン系炭化水素の一つ。無色の可燃性気体。融点−185.3℃,沸点−47.0℃。反応性に富み重合しやすい。石油分解ガス中に存在し,プロパンの接触脱水素などでも得られる。
→関連項目石油化学石油化学コンビナートポリプロピレン

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世界大百科事典 第2版の解説

プロピレン【propylene】

脂肪族鎖式不飽和炭化水素(アルケン)の一つ。化学式CH2=CH-CH3。ナフサの高温熱分解反応によって生産されるほか,石油の接触分解の副産物として得られる。実験室では,イソプロピルアルコールCH3CH(OH)CH3を固体酸触媒上に通し,脱水反応を行わせて製造することができる。エチレンとならんで重要な有機合成化学原料である。
[性質]
 常温・常圧下では気体であり,無色だが,やや臭気をもっている。沸点-47.0℃。

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大辞林 第三版の解説

プロピレン【propylene】

エチレン系炭化水素の一。化学式 CH3CH=CH2 ナフサの熱分解でエチレンとともにつくられる。無色可燃性の気体で、重要な有機合成化学原料。プロペン。メチルエチレン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プロピレン
ぷろぴれん
propylene

炭素数3個の不飽和炭化水素(アルケンの一種)。プロペンpropeneともいう。合成化学工業ではエチレンとともに重要な化合物である。日本では年間約550万トン生産されている。天然ガス、石油精製の排ガス、ナフサや軽油の熱分解によりエチレンとともに得られる。エチレンと同様に、重合、酸化などの反応を受け、反応活性はエチレンよりも大きい。
 常温では弱い刺激臭の引火性の気体。ポリプロピレン(合成繊維、合成樹脂)をはじめ多くの物質の合成原料として利用される。[徳丸克己]

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