出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ブラジル南東部、ミナス・ジェライス州の州都。ベロ・リゾンテともいう。リオ・デ・ジャネイロの北350キロメートル、標高850メートルの高原に位置する。人口223万8526(2000)。前州都オーロ・プレートにかわる都市として建設され、1897年新州都となった。ブラジリアに先だつ数少ない人工都市の一つで、ワシントンを模範とした直交放射状の街路をもつ。当初は政治や文化の中心地であったが、周辺の鉱産資源の開発、近くの発電所の完成によって工業が発展し、現在はサン・パウロ、リオ・デ・ジャネイロに次ぐ大産業都市である。鉄鋼、繊維、石油精製、石油化学、自動車、ダイヤモンド研磨、化学薬品、家具製造などの工場が立地し、近郊にも製鉄を中心とする町がある。美しい人工湖のパンプーリャ湖や、その湖畔にあるカンディード・ポルチナリCândido Torquato Portinari(1903―1962。20世紀前半のブラジルの巨匠)の壁画のあるO・ニーマイヤー設計のサンフランシスコ・デ・アシス教会、カジノ(パンプーリャ美術館)、中央公園など名所も多数ある。
[山本正三]
パンプーリャ湖畔の建造物群は、2016年、「パンプーリャ近代建築群」としてユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)に登録された。
[編集部 2018年5月21日]
ブラジル南東部,ミナス・ジェライス州の州都。〈美しい地平線〉を意味する。国土のほぼ中心部,標高830mの高原にあり,人口239万9920(2005)。1897年,旧州都オウロ・プレトに代わる都市として計画・建設された。ブラジリアに先だつ数少ない人工都市の一つである。近年,近郊の工業団地コンタジェンなどとともに,同市の工業は急速に発展している。機械,自動車,冶金など鉱産州ミナス・ジェライスの州都らしく,金属関係の部門が多い。リオ・デ・ジャネイロ市,サン・パウロ市とベロ・オリゾンテを結ぶ三角形がブラジルの工業力を代表するといっても誇張ではない。市内にはパンプロナ湖,近郊の旧都オウロ・プレトなど観光資源にも恵まれている。
執筆者:山田 睦男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新