デジタル大辞泉
「プレート」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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プレート
- 〘 名詞 〙 ( [英語] plate )
- ① 板。金属板。特に、名前や番号などを書いて物につける札。
- [初出の実例]「プレートの色を変化させるには」(出典:機械(1930)〈横光利一〉)
- ② 皿。〔西洋衣食住(1867)〕
- ③ 真空管の陽極。極板。
- ④ 印刷で、図版をいう。
- ⑤ 写真の乾板。種板。
- [初出の実例]「此早取写真なるものは洋語にプレート云ふ明治十五年の頃英吉利西国に於て発明せるもの」(出典:風俗画報‐一一〇号(1896)人事門)
- ⑥ 「ピッチャーズプレート」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
- ⑦ 「ホームプレート」の略。
- [初出の実例]「大胆にもプレートの真ン中に投げ込みましたストライク、打者見送って」(出典:漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉早慶戦)
- ⑧ 地球表面をおおう厚さ七〇~一〇〇キロメートルの地殻をふくむ硬い岩石の層。現在の地球表面は、十数枚のプレートからできている。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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プレート
plate
地球の表層部を覆う非常に硬い地塊。物質的には地殻と最上部マントルで構成され,硬さによる区分ではリソスフェア(岩石圏)と呼ばれ,より高温でやわらかいアセノスフェア(岩流圏)の上に載る。プレートの厚さは,おもに海洋を載せている海洋プレートで約 10~100km,おもに陸地を載せている大陸プレートで約 100~200kmといわれる。地球上には大小十数枚のプレートがあり,縁辺部を除いてほとんど変形することなく,年間 5~10cm程度の速度で地球表面を水平方向に動く。このため,プレートの境界ではプレート同士が互いに離れたり,すれ違ったり,衝突したり,あるいは海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んだりする。これらプレートの運動に伴う諸現象を説明する理論として,プレートテクトニクスがある。日本列島および近隣の海域は,海洋プレートの太平洋プレート,フィリピン海プレート,大陸プレートのユーラシアプレート,北アメリカプレートの 4枚のプレート上にあり,地震や火山噴火などさまざまな地殻変動に見舞われることが多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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プレート
薄い平らな岩石片のことであるが,この意味では現在はほとんど用いられない[Arkel & Tmkeieff : 1953].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のプレートの言及
【海底地形】より
…海底地形は深海底と大陸縁辺部の地形に大別される。
[深海底の地形]
[プレートテクトニクス]の考え方によると,構造運動はプレート運動によって起きる。地球内部は地殻,マントル,核に大別される。…
【皿】より
…今日,〈皿〉と書く場合はおもに陶磁器を指し,木製品や金属製品に対しては〈盤〉も使われる。英語では大皿をプレートplate,小皿をディッシュdish,大型平皿をプラッターplatter,受皿をソーサーsaucer,灰皿や盆などをトレーtrayと呼んで区別している。 皿の起源は明確ではないが,食器として主要な役割を担うようになるのは比較的新しく,日本では奈良時代以降のことである。…
※「プレート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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