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ボノボ ボノボ Pan paniscus; bonobo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボノボ
ボノボ
Pan paniscus; bonobo

霊長目オランウータン科。1920年代に入って発見された類人猿。頭胴長は雄 73~76cm,雌 70~76cm,直立時は雄雌ともに約 115cm。体重は雄約 40kg,雌約 30kg。同属別種のチンパンジーPan troglodytes に比べると顔の色が黒く,やや小型で四肢が長くほっそりしている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ボノボ

アフリカ・コンゴ熱帯雨林のみに生息するヒト科チンパンジー属のサル。絶滅危惧種。数が少ないうえにコンゴ内戦の影響などもあり、チンパンジーと比べて世界的に研究は進んでいない。飼育数も少なく、飼育研究は米と独だけ。国内では1996年まで日本モンキーセンター(愛知県)で1頭飼育されていたが、以降は1頭もいなかった。

(2014-01-09 朝日新聞 朝刊 科学1)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

ボノボ(bonobo)

霊長目ヒト科チンパンジー属に分類される哺乳類コンゴ民主共和国コンゴ川左岸の森林に分布する。以前はピグミーチンパンジーと呼ばれた。
[補説]チンパンジーに似るが、やや小形で顔が黒い。また、メスの地位が高く、多様な性行動によって緊張を緩和し、争いを避ける。

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大辞林 第三版の解説

ボノボ【bonobo】

チンパンジー属の二種のうちの一種。1929年に新種として報告。コンゴ川南岸の限られた森林だけに生息し、特異な性行動を行うことが知られている。ピグミー-チンパンジー。

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知恵蔵miniの解説

ボノボ

サル目ヒト科チンパンジー属に分類される猿の一種。コンゴ民主共和国中西部の固有種で、低地にある熱帯雨林に数十頭から100頭ほどの群れをなして生息する。体長はオス80センチメートル、メス75センチメートル程度であり、以前はピグミーチンパンジーと呼ばれた。母系社会で非常に平和的な群れ行動をとり、子の母親への依存度が高く、二足歩行が得意。チンバンジーより知能が高く、「限りなく人間に近い猿」と言われる。1990年代、米ジョージア州立大学言語研究所により、文法も含めた約1000語の言語の理解、ルールを把握したうえでのテレビゲームを使った遊びなどが確認された。2008年には、ドイツのマックスプランク進化人類学研究所の研究者により、ボノボが別種の猿を追い回し食肉することが報告されている。

(2012-08-17)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボノボ
ぼのぼ
bonobo
[学]Pan paniscus

哺乳(ほにゅう)綱霊長目ショウジョウ科の動物。ピグミーチンパンジーともよばれる。もとチンパンジーの1亜種とされていたが、1933年クーリッジHarold J. Coolidgeが独立種として記載した。コンゴ(ザイール)川左岸の低地多雨林に分布する。チンパンジーより一回り小形で、体重の平均は35キログラム。本種は、チンパンジーに比し、顔の色がより黒く、口顎(こうがく)部の突出が少なく、耳殻が小さく、頭が丸く、額が高い。これらは小児的特徴で特殊化の度合いが少なく、類人猿とヒトの共通の先祖に近いとする説がある。体格上の性差はチンパンジーより少ないが、発情した雌の性皮は顕著な腫脹(しゅちょう)をみせる。1975年(昭和50)ごろより、加納隆至(たかよし)らによって生態学的調査が進められた。植物食を主とするが、ミミズや小動物も食べ雑食性。チンパンジーは水を嫌うが、本種は半身水につかってイグサを採食するのが観察されている。集団は60~100頭からなり、性比はほぼ1対1、遊動域の面積は20~40平方キロメートルである。下位単位としてのサブグループが認められているが、その社会学的意義は明らかにされていない。性成熟に達した雌は生まれ育った出自集団を離れ、他集団に移籍する。本種の際だった特色は性的行動にあり、交尾のほかに、雌どうし、雄どうしで性器を接触させる行動が頻繁にみられ、それに食物の物ごいや分配のエピソードが複雑に絡む。1産1子で、出産間隔は約5年。[伊谷純一郎]
『黒田末寿著『ピグミーチンパンジー――未知の類人猿』(1981・筑摩書房) ▽加納隆至著『最後の類人猿――ピグミーチンパンジーの行動と生態』(1986・どうぶつ社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のボノボの言及

【ピグミーチンパンジー】より

…ピグミーは小人の意。別名ボノボ。アフリカのザイール川左岸の熱帯降雨林中に生息する。…

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