マッカーシー(Joseph Raymond McCarthy)(読み)まっかーしー(英語表記)Joseph Raymond McCarthy

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マッカーシー(Joseph Raymond McCarthy)
まっかーしー
Joseph Raymond McCarthy
(1908―1957)

アメリカの政治家。ウィスコンシン州の農家に生まれる。苦学して1935年にミルウォーキーの大学を卒業。弁護士を経て州の巡回判事となる。第二次世界大戦時は海兵隊に入り戦功をあげる。1946年革新党のラフォレットを破り共和党の上院議員に当選。1950年2月、トルーマン政権の対中国政策の失敗に乗じ「赤狩り」に乗り出し、「マッカーシー旋風」を巻き起こす。1952年選挙で再選後は攻撃目標を拡大し、ルーズベルト、トルーマンを裏切り者と非難、さらにアイゼンハワー政権や軍部をも追及するに至った。だが、その非民主的調査とデマゴーグに対する不安と非難はしだいに強まり、1954年末上院はマッカーシー譴責(けんせき)決議案を採択、以後彼の政治的影響力は急速に失われた。

牧野 裕]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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