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マンシ

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百科事典マイペディアの解説

マンシ

ウラル山脈の東方と西方に分布する人びと。8474人(1989)。旧称ボグル。北方マンシを除き,生活,信仰ともロシア化。北方マンシは物質文化面でハンティサモエード諸族に似る。
→関連項目マンシ語

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マンシ
まんし
Mansi

ロシア、西シベリアのオビ川流域に住む民族。ほとんどがロシア連邦中央部のハンティ・マンシ自治区に住む。民族的・言語的にハンティ人ともっとも近い関係にあり、この両者はウゴルとして総称されるが、ウゴルはロシア人による命名で、彼らはマンシと自称している。人口はハンティ人が2万2521(1989)、マンシ人が8474(1989)。もともと南部のウラル平原に住む遊牧民であったが、タタール人やロシア人に追われて北に移動し、1000年ごろに現在地にきたといわれる。生業は伝統的には夏は猟地でテントに住み移動しながらの狩猟、冬は川近くに定住して漁労を行った。おもな獲物はヘラジカで、毛皮は交易に用い、肉は乾燥し細切りにして一種のペミカン(保存食糧)とした。ロシア革命後は集団農場に定住し、伝統的生業に加えて農業やトナカイ飼育を行い、一部は工場労働者として働いている。とくに南部の人々はロシア化が著しい。言語はフィンウラル語族ウゴル語派に属するマンシ語を話すが、多くはロシア語も話す。宗教的には17世紀ころからロシア正教会に所属するようになったが、伝統的な祖先崇拝シャーマニズムを色濃く残している。[片多 順]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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