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モノモタパ王国 モノモタパおうこくMwene Matapa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モノモタパ王国
モノモタパおうこく
Mwene Matapa

アフリカ南東部,現在のジンバブエ周辺地域で 14世紀から 17世紀にかけて繁栄した,ショナ族ロズウィ族を中心とする部族的連合王国。ムウェネマタパ王国ともいい,Mwene Mutapa,Monomotapaとも綴る。北はザンベジ川,南はリンポポ川,西はボツワナ東部,東はインド洋に及ぶ地域を支配した。各地に多くの石造建築の遺跡が残されており,ジンバブエ遺跡が有名。口頭伝承によれば,王国の始祖は 14世紀のムビレと呼ばれる伝説上の人物で,創始者はモノモタパという称号をもつ 15世紀頃のニャト・シンパとされている。15世紀中頃,ショナ族はジンバブエを一時的に放棄し,再び戻ったが,やがてロズウィ族に追放された。ロズウィ族は,新しい技術を導入し,次々と石造建築を建てた。王国の繁栄は金に支えられており,ロズウィ族は金と交換に,綿布,ガラス玉,青磁,染付磁器,金属製品,ガラス製品を輸入した。1834年ングニ族の侵入により,ロズウィ族はザンベジ川を渡って北方に移動した。

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百科事典マイペディアの解説

モノモタパ王国【モノモタパおうこく】

南部アフリカにあったバントゥー系のショナ族,ロズウィ族などの部族連合王国。11世紀ころ建国されジンバブエを中心に発展し,15世紀末にはザンベジ川からサベ川に至るモザンビーク地方をも支配する強国となった。
→関連項目アフリカザンベジ[川]モザンビーク(国)

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世界大百科事典 第2版の解説

モノモタパおうこく【モノモタパ王国】

南アフリカ,現在のジンバブウェ共和国を中心に,北はザンベジ川,南はトランスバール,西はボツワナ東部,東はインド洋に及ぶ,ショナ族Shonaおよびロズウィ族Rozwiを中心とする部族連合王国。11~19世紀に栄え,モノモタパMonomotapa期(11~15世紀)とマンボMambo(〈王〉の意)期(15~19世紀)に分けられる。 この王国の繁栄の基礎は豊かな鉱物資源と広範囲な海外貿易にあり,首都ジンバブウェをはじめ,各地に多くの石造の建築や階段状構築などをつくった。

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世界大百科事典内のモノモタパ王国の言及

【モザンビーク】より

…【赤阪 賢】
【歴史】
 原住民はサン(ブッシュマン)であるが,7世紀ころよりバントゥー系のアフリカ人諸部族が北方より南下し定住した。14世紀ころにはショナ族の一部のカランガ族Karangaのモノモタパ王国(ムウェネ・ムタパMwene Mutapa)が,現在のモザンビークとジンバブウェにまたがる広い領土を支配した。モノモタパ王国はアラブとの金交易で繁栄し,海岸部にはアラブが定着した。…

※「モノモタパ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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