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ヨハネ[十字架の] ヨハネじゅうじかのJuan de La Cruz

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨハネ[十字架の]
ヨハネじゅうじかの
Juan de La Cruz

[生]1542.6.24. フォンティベロス
[没]1591.12.14. ウベダ
スペインの神秘家,抒情詩人,聖人。本名は Juan de Yepes y Alvarez。貧困のうちにイエズス会学院に学び,1563年カルメル会に入ってサラマンカ大学に学んだ。 67年司祭となり,アビラテレサと邂逅し,内部からの圧力に耐え2度までも牢獄につながれる身となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヨハネ[十字架の]【Johannes de Cruce】

1542‐91
スペインのカトリック神秘家,教会博士,古典的詩人。スペイン名フアン・デ・ラ・クルスJuan de la Cruz。1563年カルメル会に入会,修道誓願の宣立後64‐68年サラマンカの同会学院でトマス主義の哲学・神学を修めた。司祭叙階後,厳格なカルトゥジア会に移ろうとしたが,アビラのテレサと出会い,彼女とともにカルメル会改革を決意した。ついに68年11月28日十字架のヨハネと改名し,ドゥルベロで改革に着手した。

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世界大百科事典内のヨハネ[十字架の]の言及

【キリスト教】より


〔キリスト教の本質〕

【キリスト教とは何か】
 この問いの背後には,かつてイエス・キリスト自身が弟子たちに投げかけた問い〈人々はわたしを何者だと言っているか……あなたたちは,わたしを何者だというのか?〉(《マタイによる福音書》16:13~20,《マルコによる福音書》8:27~30,《ルカによる福音書》9:18~21,《ヨハネによる福音書》6:67~71)がひそんでいる。この後者に答えることが,前者に対する根本的な答えである。…

【神秘主義】より

…あるツァディクは,神の事を学びにきたハシッドに食器を磨くことを教えた。カバラハシディズム(5)キリスト教 キリスト教神秘主義の源泉は新約聖書とくにパウロやヨハネの信仰におけるキリスト体験にある。それはパウロの場合,イエスの死を死に,イエスの生を生きるという体験であり,聖霊によってキリストと〈同じ像に化〉せられることであった。…

【神秘神学】より

…しかし,この間を通して,教義神学と実践的神秘神学は分離する。後者の近代における本格的な創設者としてはテレサや十字架のヨハネをあげることができる。今日では,神秘神学は義化された(義認を受けた)霊魂のなかでの神の恩恵の働きと顕現の最高度の段階を取り扱う分野と考えられており,浄化,観想的祈り,聖霊の賜物のたえざる働き,それにともなう通常以上の神秘的現象などが研究される。…

【スペイン文学】より

…セルバンテスの重要な作品としてはほかに,12の短編からなる《模範小説集》(1613)がある。なお,〈黄金世紀〉文学にあって特異の光芒(こうぼう)を放っているのが,神との内的合一を求める神秘主義者たちの啓蒙的散文,あるいは詩による〈神秘文学〉で,代表者はテレサ・デ・ヘスス Teresa de Jesús(アビラのテレサ),フアン・デ・ラ・クルスJuan de la Cruz(十字架のヨハネ),そしてルイス・デ・グラナダLuis de Granada(1504‐88)である。
【18世紀――理性の時代】
 1700年にブルボン家がスペインの王位を継承したため,スペインは圧倒的なフランスの影響下におかれることになった。…

※「ヨハネ[十字架の]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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