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ライオン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ライオン

歯磨きで首位の大手石鹸・洗剤メーカー。 1891年創業の小林富次郎商店を前身として,1918年小林商店として設立。 49年ライオン歯磨と改称。一方小林富次郎商店から分離した石鹸部分は 19年ライオン石鹸を設立。 40年ライオン油脂に変更。 51年東芝油脂を傘下に吸収,59年三菱油化と提携,63年アメリカの化学会社アーマーと提携してライオン・アーマー設立 (現ライオン・アクゾ) ,69年九州ライオン石鹸 (旧東芝油脂) を合併。 80年ライオン歯磨がライオン油脂と対等合併し,現社名に変更。洗剤を中心に石鹸,シャンプー,歯磨き,化粧品,油脂製品,薬品,食品,衛生用品などを手がける。海外進出も積極的に展開,さらに多数の子会社を通じて関連分野の事業に進出している。売上構成比は,家庭品全般 75%,薬品9%,食品3%,化学品 13%,国際事業1%。年間売上高 3467億 5500万円 (連結。うち輸出4%) ,資本金 344億 3300万円 (1998) ,従業員数 3452名 (1999) 。

ライオン
Panthera leo; lion

食肉目ネコ科。ネコ科最大の動物で,全長 2.5m,体重 150~250kgに達する。は雄より小型。雄にはたてがみがあり,頭から肩,胸をおおっており,その毛色はやや黒みがかる。通常数頭の雄と 10頭近くの雌に子供を加えた群れをつくって生活している。獲物は協力して狩り,多くは雌が実際に獲物を殺す役に当る。ジャンプ力にすぐれ,8~12mをひととびにするといわれ,また数百 kgの重さのものを引きずることができる。空腹時にのみ狩りをし,それ以外は寝そべって過すことが多い。かつてはギリシア中近東などにも分布していたが,現在はアフリカにのみ分布し,おもにサバナに生息している。また,インド森林にはインドライオン P. l. persicaと呼ばれる亜種が生息しているが,その数は 300頭に満たず,保護されている。

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デジタル大辞泉の解説

ライオン(lion)

ネコ科の哺乳類。体長約2.5メートル、尾長1メートル。ふつう全体に黄褐色で、尾の先に暗褐色の房毛をもち、雄にはたてがみがある。アフリカのサバンナに十数頭の群れですみ、共同でシマウマレイヨウなどを狩る。インド西部のカチャワル半島の森林の一部にも分布。百獣の王とよばれ、力の象徴とされた。獅子(しし)。
《Lion》米国アップル社が開発したオペレーティングシステム、Mac OS Xのバージョン名の一。2011年7月販売。正式名称は「Mac OS X v10.7 Lion」。トラックパッドに指先で触れて操作するマルチタッチ機能の強化が図られ、iPadiPhoneなどで使われるiOS由来の操作環境をはじめ、250もの新機能が追加された。

ライオン(L10N)

localizationのlとnの間に10文字あることから「L10N」とし、「1」「0」をそれぞれアルファベットのi、oとみなした呼称地域化エルテンエヌ

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百科事典マイペディアの解説

ライオン

シシとも。食肉目ネコ科の哺乳(ほにゅう)類。雄は体長2.6〜3.3m,尾60〜100cm,肩高1.2m,雌は小さい。体毛は短く,黄褐〜灰褐色,雄はたてがみをもつ。
→関連項目獅子

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デジタル大辞泉プラスの解説

ライオン

日本のポピュラー音楽。歌は女性歌手、May'n(メイン)と女性歌手で声優の中島愛のデュオ。2008年発売。作詞:Gabriela Robin、作曲:菅野よう子。MBS・TBS系で放送のテレビアニメ「マクロスF(フロンティア)」の主題歌に起用。

ライオン

東京都渋谷区道玄坂にある名曲喫茶。1926年創業の老舗。1945年の東京大空襲で全焼するが、5年後の1950年にかつてと同じデザインで再建し、現在に至る。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

ライオン

正式社名「ライオン株式会社」。英文社名「Lion Corporation」。化学工業。明治24年(1891)前身の「小林富次郎商店」創業。大正7年(1918)「株式会社小林商店」設立。昭和24年(1949)「ライオン歯磨株式会社」に改称。同55年(1980)「ライオン油脂株式会社」と合併し、現在の社名に変更。本社は東京都墨田区本所。家庭用品メーカー。歯磨きのシェアトップクラス。鎮痛解熱剤「バファリン」など医薬品も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード4912。

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世界大百科事典 第2版の解説

ライオン【lion】

シシ(子)の別名をもち,〈百獣の王〉と呼ばれ,ネコ科ではトラと並ぶ強大な食肉類(イラスト)。かつてはバルカン半島アラビア半島からインド中部までと,アフリカの大部分に分布したが,人間との競合で分布をしだいに狭め,前100年ころにはギリシアで滅び,1858年にアフリカのケープ,65年ナタール,91年アルジェリア,1920年ころモロッコやイラク,30年ころにはイランから姿を消し,現在ではアジアではインド北西部カティアーワール半島のギル森林に一亜種インドライオンP.l.persicaが180頭ほど生息するにすぎない。

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大辞林 第三版の解説

ライオン【lion】

ネコ科の哺乳類。頭胴長2メートル 内外、尾長90センチメートルほど。体毛は短く、黄褐色ないし灰褐色。雄はたてがみがある。普通十数頭の群れをつくる。シマウマ・レイヨウ類・キリンなどを捕食。古くより「百獣の王」とよばれる。紀元前100年頃まではインドからアラビア・アフリカに広く分布したが、現在ではアフリカ中部とインドの一部のみに分布。獅子しし

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ライオン
らいおん
lion
[学]Panthera leo

哺乳(ほにゅう)綱食肉目ネコ科の動物。かつては熱帯降雨林とサハラ砂漠を除くアフリカ全域、アラビア半島、ギリシア、小アジア、インドまで広く分布したが、紀元前100年ごろにギリシアで滅んでからは各地で減少し、19世紀にはケープ、ナタール、アルジェリアで絶滅し、20世紀前半にはイラク、イラン、モロッコなどから姿を消した。現在ではアフリカの内陸部と、わずかにインド西部のガー森林に残るだけである。草原や乾いた半砂漠地帯にすみ、アフリカではアカシアの木が散在するサバンナの川沿いの土地に多く、インドでは落葉樹のチークにアカシアなどがまばらに生えている林に生息する。[今泉忠明]

形態

トラとともにネコ類のなかで最大で、雄は体長1.6~2.4メートル、尾長75~100センチメートル、体重150~260キログラムに達するが、雌はずっと小形である。頭骨などはトラに似るが、体つきはトラに比べて胴が短く四肢が長く、腹が締まり、跳ぶことよりも走るのに適する。外観はトラとまったく異なり、幼獣は暗褐色ないし黒色の斑点(はんてん)があるが、普通、生後半年を過ぎるとほとんど消失する。尾の先端には暗褐色の房毛がある。雄は1歳半ごろから特有のたてがみを備え始め、ほかに肘(ひじ)やかかと、胸から腹にも長毛が発達する。耳は先が丸く、耳介の裏面は基部が黒く白斑がある。体色、たてがみの長さや色、腹面の長毛の分布、体の大きさなどは地方によって違いがみられ、いくつかの亜種に分けられている。[今泉忠明]

亜種と分布

最大の亜種はケープライオンP. l. melanochaitusで、正確な記録はないが、体長2.4メートル、尾長90センチメートルほどもあったといわれる。体は黄褐色、たてがみは純黒色で長く肩よりも後方に達し、腹面にも黒い長毛がある。ケープとナタールに分布したが、1858年から65年の間に絶滅した。この亜種と並び大形といわれるのがバーバリライオンP. l. leoで、体は暗黄褐色、たてがみは黒毛が多く長く肩を越え、胸から腹にも黒茶色の長毛がある。北アフリカのバーバリ地方からエジプトまで分布したが、1922年ごろに絶滅した。現生する最大のものは、南アフリカのトランスバールライオンP. l. krugeriと、セネガルからナイジェリアに分布するセネガルライオンP. l. senegalensisで、体長2メートル前後、尾長95センチメートル前後に達する。たてがみはそれほど長くなく、体下面の長毛もない。中形のものは、アフリカ東部のマサイライオンP. l. massaicus、ウガンダライオンP. l. nyanzaeと、アフリカ南部のカタンガライオンP. l. bleyenberghi、カラハリライオンP. l. vernayiで、体長1.9メートル前後、尾長90センチメートル前後である。アジアに分布する唯一の亜種インドライオンP. l. goojratensisも中形で、体長1.95メートル、尾長83センチメートルぐらいである。外形はバーバリライオンに似ている。個体数は200頭ほどで、絶滅が心配され、厳重に保護されている。小形のものは、アフリカ北東部に分布するソマリライオンP. l. somaliensisとアビシニアライオンP. l. rooseveltiで、体長1.8メートル、尾長80センチメートルほどである。ソマリライオンはたてがみが貧弱で肩には達さず、しばしばたてがみのない雄がみられる。アビシニアライオンはたてがみは短いが、腹面に黒い長毛があり、バーバリライオンに似ている。[今泉忠明]

生態

普通は群れで生活する。群れは、平均すると2頭の雄の成獣、6頭の雌の成獣、1頭の雌の亜成獣、2頭の1歳以上の子、5頭の1歳未満の子からなり、プライドprideとよばれる。ほかに若い雄だけの群れも知られる。プライドはほぼ一定の行動圏をもち、広さは食物量とプライドの大きさによって異なるが、40~500平方キロメートルである。狩りは普通、夕方から夜間に行われるが、日中もしばしばみられる。プライドの雌たちが協力して獲物を倒すことが多いが、雄が協力することも、自力でとらえることも知られる。また、ヒョウ、チーター、ハイエナなどの獲物を横取りすることもある。獲物はヌー、シマウマ、トムソンガゼル、イボイノシシで、アフリカゾウの子やスイギュウ、サイなどをも襲う。走る速さは時速48~60キロメートルに達するが、追跡距離は100~200メートルである。なお、一跳びで幅12メートル、高さ3.6メートルを超えるという。1頭のライオンは1年間に体重120キログラムの獲物を20頭ほど食べ、一度に22~27キログラムの食物をとる。
 繁殖期は一般に不定で、子は一年中みられる。妊娠期間は100~116日、1産2~4子である。雌親は乾期であれば川辺の茂みなどで、雨期なら小高い岩陰などで出産する。子は体長20センチメートル前後、尾長10センチメートル前後、体重1.2~1.5キログラムほどで、目はほとんど閉じている。目は2~3週間で完全に開き、8~10週間乳を飲む。3週間ほどで歩けるようになり、4~5週間で動くものを追ったりじゃれたりし、5~7週間で雌親のあとをついて歩くようになる。2歳ほどで独立し、3~4歳で性成熟する。飼育下での寿命は25年である。[今泉忠明]

人間との関係

かつてはアフリカからインドにかけて広く分布したライオンも、文明の発達による草食獣と生息地の減少で各地から姿を消し、植民地時代には狩猟が加わって分布域はさらに狭まった。その間にしばしば「人食いライオン」が出現している。なかでも、1898年に東アフリカのウガンダ鉄道の工事キャンプを襲った2頭のたてがみのない雄ライオンの話は、「ツァボの人食いライオン」として有名である。このライオンは、工事に従事していたインド人28人と数十人の原地人を食い殺したのである。9か月余りして2頭のライオンは射殺され、標本としてシカゴのフィールド博物館に陳列されている。野生のライオンは減少しつつあるが、世界各地の動物園などでは繁殖率が高く、増加を抑えるのに苦慮している。また、日本でもペットとして家庭で飼育されることがあるが、地方自治体では事故防止などのために「動物の保護および管理に関する条例」(いわゆるペット条例)を設けつつある。[今泉忠明]

民俗

百獣の王とよばれるライオンは、力の象徴として、しばしば王、王権、さらにはカトリック教会における神、聖人(聖マルコは有翼のライオンによって表される)などと結び付けられてきた。南部アフリカ、ショナ人の首長は、死後ライオンに姿を変えるとされる。また、実際に王がライオンを手なずけて飼っていたという事例も、古代エジプト、ラムセス2世(在位前1304~前1237ころ)の例や、アッシリアのアッシュール・バニパル王(在位前668~前627)の宮殿で行われたライオン狩りのレリーフ彫刻などにみられる。ライオンは、人間界における力の保持者と対比されるだけでなく、ライオンの具現する破壊力をもしのぎ、それを統御する者を際だたせる象徴でもある。克服すべき(克服された)力の象徴としてのライオンは、前記アッシリアの彫刻(ライオンが飼育檻(おり)から放たれて殺されるという、王主催の儀礼を描く)にも、また、ギリシア神話のヘラクレスの12の功業の一つ、ネメアのライオン退治の物語にも表れている。ケニアのマサイ人において、男子が成人の一人前の戦士と認められるためには、ライオンと戦い倒さねばならないとされていたことも同様の例である。いずれにしても、ライオンを倒した者は、その強い力を自らのものとすると考えられているのであろう。
 支配する力と破壊する力の両義性をもつ力の象徴としてのライオンは、ヒンドゥーの神話にも表れる。太陽の光の神格化とされるビシュヌは、魔神ヒラニヤカシプを、人身獅子(しし)頭の姿に変身して倒した。しかし、その後も狂暴な力を振るい続けたため、自らもライオンに似た怪獣に化身したシバ神によって倒されたとされている。恩恵をもたらすと同時に破壊力をもつ太陽との関係は、古代エジプトの太陽神ラーとライオンの結び付きにもみられ、太陽の通路の地下トンネルへの入口と出口はライオンによって守護されているとされていた。門、境界の守護者としてのライオンは、ミケーネの獅子門、ヒッタイトの首都ハットゥシャ(ボアズキョイ)の獅子門、さらには、ヨーロッパ、ロマネスク教会の入口に施された悪者を倒すライオンの像にもみられる。アフリカ各地に、ライオン人間(あるいは獣人間)の秘密結社が存在していたとされ、ときには、王や首長の権力の乱用をチェックするために力を行使する一方、残忍な方法で人を殺害し食人をも行う悪人の結社として、恐怖の対象ともなった。ここにも、ライオンのイメージの両義性をみることができよう。[渡辺公三]
『G・シャラー著、小原秀雄訳『セレンゲティライオン』上・下(1982・新思索社)』

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世界大百科事典内のライオンの言及

【ネコ(猫)】より

…【村下 重夫】。。…

【人面獣身像】より

…その最も完成した形態はアッシリアの宮殿の門を飾っていた一対の人面有翼牡牛像で,アッカド語でラマッスlamassuないしラマストゥlamastuと呼ばれ,僻邪,吉祥,豊穣をつかさどる精霊の像といわれる。これは,知性を象徴する人間(頭部),鳥の王たるワシ(両翼),豊穣・富を代表する家畜の典型的存在たる牡牛の身体(ときには,さらに砂漠の支配者たるライオン)を合成することによって,超絶的な威力・魔力を表象している。【田辺 勝美】。…

【ネコ(猫)】より

… 子ネコのときはどの種類でも非常にかわいらしく人なつっこいが,成長するとイヌと異なり,孤独を楽しむかのように家族をさえ無視する態度を示すことがある。これは,ライオンを除く孤立して行動するネコ属の特徴で,イヌのように人べったりでないところがまた愛猫家の好む性質でもある。しかし,そのなわばり(通常飼主の家)には非常に強い執着心をもち,飼主の家族のみが同じなわばりをともにする仲間であると信じ切っている。…

※「ライオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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