地球と火星の公転軌道の近くを回る、大きさ約900メートルの小惑星。岩に覆われ、そろばんの玉のような形をしている。直径約100キロの「母天体」が、別の天体に衝突されて壊れ、そのかけらが集まってできた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2が表面や地下の石のかけらを採取し、持ち帰った。試料は国内外の研究チームが分析を続け、これまでに液体の炭酸水や、有機物のアミノ酸が見つかっている。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
太陽系の小惑星の一つ。地球に近づく軌道をもつ地球近傍小惑星の一つで、小惑星番号は162173(正式命名前の仮符号は1999JU3)。マサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所の地球近傍小惑星探査チームにより、1999年5月に発見された。小惑星探査機はやぶさ2の探査対象である。直径は約900メールで、炭素質コンドライトからなるC型小惑星である。初代はやぶさが目ざした小惑星イトカワは、鉄やマグネシウムを主成分とするS型小惑星であった。次に、より太陽系形成初期の有機物などを豊富に含むC型小惑星であるリュウグウが、探査対象として選ばれた。
名称は宇宙航空研究開発機構(JAXA)による公募、リンカーン研究所への提案とその承認により決まった。はやぶさの小惑星サンプル持ち帰り計画が、玉手箱を持ち帰る浦島伝説と重なること、既存の小惑星名との類似がなく、水を含むと期待され水を想起させる命名であること、さらに、命名の国際条件である神話由来であるなどが名称の選定理由となった。
はやぶさ2の接近観測により、全体的にはほぼ球形だが、そろばん玉のような形をしていることがわかった。また、はやぶさ2のサンプルリターンにより、約5.4グラムの砂や小石から、23種類のアミノ酸が検出された。
[編集部 2023年12月14日]
Ryugu
近地球小惑星の一つ(直径860m,密度1.19ɡ/cm3,アルベド4.0,スペクトル型Cb)。コマのような回転体形状をもち,赤道方向から見た断面は菱形である。日本の探査機はやぶさ2がサンプルを持ち帰った。リュウグウ物質は炭素質コンドライトのCIグループに属する。小惑星帯のポラナ族ないしオイラリア族の母天体(推定直径約100km)に由来し,小惑星帯の一番内側のν6共鳴帯を経由して近地球軌道に遷移したと推定されている。
執筆者:杉田 精司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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