レバノン[山脈](読み)レバノン

百科事典マイペディアの解説

レバノン[山脈]【レバノン】

レバノン中央部を地中海岸と並行して南北に走る山脈。北のシリア国境からガリラヤ北方の山塊に至る。全長約160km。石灰岩,砂岩からなる。最高峰クルナ・アッサウダ(3086m)。現在は荒廃しているが,古くは船材として有名なレバノン杉におおわれていた。迫害を受けた諸宗派が多く流入し,いまも北部はキリスト教マロン派,南部はイスラムの異端ドルーズ派の居住地となっている。
→関連項目レバノン

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世界大百科事典 第2版の解説

レバノン[山脈]【Jibāl al‐Lubnān al‐Gharbīya】

地中海の東岸,レバノンを北から南に海岸線と平行に走る山脈。東側は急傾斜で落ち込みベカー高原の西壁をなし,西側はゆるやかな傾斜地をなす。最高峰はクルナ・アッサウダーQurna al‐Saudā’(3086m)で2000m以上の高い連山がある。山岳地帯は深い渓谷で北部,中央部,南部に三分されているが,中央部の〈犬の川Nahr al‐Kalb〉と呼ばれる付近から高度を下げる。 中央部にはベイルートとベカー高原を経てダマスクスに至る街道が横断しているが,南のシューフal‐shūfはかつての政治の中心地であったし,いまなおドルーズ派の拠点である。

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世界大百科事典内のレバノン[山脈]の言及

【レバノン】より

…正式名称=レバノン共和国al-Jumhūrīya al-Lubnānīya∥Republic of Lebanon面積=1万0230km2人口(1996)=377万人首都=ベイルートBeirut(日本との時差=-7時間)主要言語=アラビア語通貨=レバノン・ポンドLebanese Pound地中海東岸にある共和国,およびその地域の名称。アラビア語ではルブナーンLubnānと呼ばれる。…

※「レバノン[山脈]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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