日本歴史地名大系 「七戸城跡」の解説
七戸城跡
しちのへじようあと
七戸川の支流
創建の年代は明らかでないが、建武元年(一三三四)七月二九日付の北畠顕家国宣(遠野南部文書)によれば七戸のうち工藤右近将監の跡地が伊達行朝に宛行われている。工藤氏についての委細は不明であるが、同氏はこれ以前長い間当城に居館したものとみられる。翌二年七戸の地は南部師行の弟政長に与えられ、以後その子孫によって治められるところとなった。同五年以降政長は根城南部氏を相続し、代々
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報