上福岡(読み)カミフクオカ

デジタル大辞泉 「上福岡」の意味・読み・例文・類語

かみふくおか〔かみフクをか〕【上福岡】

埼玉県南部にあった市。平成17年(2005)10月大井町合併ふじみ野市となる。→ふじみ野

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精選版 日本国語大辞典 「上福岡」の意味・読み・例文・類語

かみふくおかかみフクをか【上福岡】

  1. 埼玉県南部の地名武蔵野台地東部新河岸(しんがし)川の流域にある。江戸時代川越街道通り新河岸川舟運で栄えた。第二次大戦後、東京衛星都市として急速に発展。昭和四七年(一九七二福岡町市制施行し名称変更。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「上福岡」の意味・わかりやすい解説

上福岡
かみふくおか

埼玉県南部にあった旧市名(上福岡市)。現在はふじみ野市(ふじみのし)の北部を占める地域。1972年(昭和47)福岡町が市制施行とともに上福岡市と改称した。福岡の名は中世以来の郷村(ごうそん)名に由来する。2005年(平成17)入間(いるま)郡大井町(おおいまち)と合併し、ふじみ野市となる。旧市域の東部は荒川沖積平野西部武蔵野(むさしの)台地に位置する。東武鉄道東上線が通じ、東京地下鉄有楽町線が乗り入れている。また、国道254号のバイパス(富士見川越道路)が通過する。江戸時代には川越(かわごえ)街道が通り、新河岸川(しんがしがわ)の舟運が開かれて栄えた。1996年(平成8)舟運の河岸場跡に、かつての回漕(かいそう)問屋を利用した福岡河岸記念館が開館している。都心に近いことから、1959年に日本住宅公団(現、都市再生機構)の霞(かすみ)ヶ丘団地が、翌1960年には上野台団地ができ、急激に東京の衛星都市として発達した。

[中山正民]

『『上福岡市史』全7巻(1997~2002・上福岡市)』

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百科事典マイペディア 「上福岡」の意味・わかりやすい解説

上福岡[市]【かみふくおか】

埼玉県南部の旧市。1972年市制。武蔵野台地北東部を占め,かつてはサツマイモなどの畑作地帯であった。1960年ごろから公団の霞ヶ丘団地などが建設され,東京近郊の住宅地として急速に発展した。東武東上線が通じる。2005年10月,入間郡大井町と合併し市制,ふじみ野市となる。6.81km2。5万4045人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上福岡」の意味・わかりやすい解説

上福岡
かみふくおか

埼玉県南部,ふじみ野市北部の旧市域。武蔵野台地の北東部にある。 1972年市制。 2005年大井町と合体して,ふじみ野市となった。東は新河岸川に臨む。第2次世界大戦頃までは国際無線電信福岡受信所があるだけの純農村地帯であった。 1960年代東武鉄道東上線沿線の霞ヶ丘,上野台に大規模な住宅団地が建設され,それを機に東京近郊の住宅地として急速に発展した。北東部に上福岡工業団地がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「上福岡」の意味・わかりやすい解説

上福岡 (かみふくおか)

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