下等(読み)カトウ

デジタル大辞泉 「下等」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【下等】

[名・形動]
1 物の品質・程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。低級。「下等な品」⇔上等。
2 同種のものの中で下位の段階にあること。また、そのさま。「下等な動物」⇔高等。
[派生]かとうさ[名]
[類語]低級・下級・低い・低位・低次・低次元・低劣・取るに足りない・下品・浅ましい・さもしい・卑しい・はしたない・あられもない・しどけない・下種・低俗・卑俗・野卑・猥雑

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精選版 日本国語大辞典 「下等」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【下等】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 下の等級。下位。
    1. [初出の実例]「行厨の値約ね三等有り〈略〉下等の如きは則ち役夫、或は貧生の喰ふ所」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)
    2. [その他の文献]〔周礼‐秋官〕
  3. ② 料金の最も安い船室、車両。下等室。下等列車。明治時代に用いた。
    1. [初出の実例]「この処より乗り合ひの賃銭は上等中等を別にして下等の振り合ひ一人前途中の下り所によりて〈略〉差別あり」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一四)
  4. ③ ( 形動 ) 物などの状態、性質、品質が劣っていること。また、生物で進化の程度の低いこと。
    1. [初出の実例]「植物界分れて二段となる。〈略〉下等なるものは無花植物とす」(出典:植物小学(1881)〈松村任三訳〉九)
    2. 「燈火は下等の蜜蝋で作られた一里一寸の松明の小さいのだから」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉中)
  5. ④ ( 形動 ) 教養がなく品性の劣っているさま。
    1. [初出の実例]「六十になりて、あのをかしき咄を、よきとせしこと下等のことなり」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
  6. ⑤ 京都八瀬、大原で、男をいった語。
    1. [初出の実例]「八瀬大原は総じて男を下等といふ。みな総髪なり」(出典:随筆・見た京物語(1781))

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