金属またはその酸化物などが,加速された荷電粒子,または中性粒子に衝撃された場合に二次電子放出をする現象を利用して,粒子流を電子流に変換して増幅する装置で,光電子増倍管と原理は同じである.また,図のような構造で,2枚のガラス板の表面に,二次電子放射能力の高い物質を薄く焼きつけたものを平行に並べ,図面に垂直な磁場を与えて図のように電子を移動させながら増倍する磁場型二次電子増倍管があり,イオンの到達時間差が問題となる飛行時間型質量分析計などに使用される.
そのほか,小型で高い利得を得ることのできるチャンネル型二次電子増倍管があり,光電子分光器やイメージインテンシファイアなどに使用されている.入射粒子が毎秒 105 以下の微小な場合には,二次電子増倍管の出力をパルス増幅してパルスを計数し,入射粒子を一定時間計数することも広く行われている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
二次電子放出効率のよい電極面に一次電子を衝突させ、放出された二次電子を加速してさらに次の電極に衝突させ、次々と電子を増倍して信号を取り出せる電子管。受信管程度の大きさでも、1回の衝突で5倍の電子が得られれば、10段で約1000倍の増幅が得られる。微弱な電子で増幅できることから、光陰極といくつかの二次電子放出物質を組み合わせたもので、光電子増倍管がもっとも知られている。そのほかチャネルマルチプライヤーとよばれる微細なパイプ内で二次電子を増倍するものや、それらを平面上に並べて映像を増幅するマルチチャネルプレートがあり、光検出、暗視用などに用いられる。
[岩田倫典]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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