五重塔(文学)(読み)ごじゅうのとう

百科事典マイペディアの解説

五重塔(文学)【ごじゅうのとう】

幸田露伴の中編小説で,初期の代表作。1891年―1892年《国会》連載。江戸谷中(やなか)感応寺の五重塔建立をめぐる二人の大工(源太,十兵衛)の対立を通じて,義理人情を超越する芸術意欲の激しさを描いた男性的な作品。落成式の前夜,嵐が塔を襲うくだりは名文として名高い。この一編が露伴を明治文学界の中心部に定着させた。
→関連項目新聞小説

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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