低回(読み)テイカイ

デジタル大辞泉 「低回」の意味・読み・例文・類語

てい‐かい〔‐クワイ〕【低回/××徊】

[名](スル)立ち去りがたいようすで行ったり来たりすること。転じて、いろいろと考えめぐらすこと。
「梓は―して歩を転ずる」〈鏡花湯島詣
[類語]うろつくさすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらつく徘徊彷徨流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往

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普及版 字通 「低回」の読み・字形・画数・意味

【低回】ていかい(くわい)

たちもとおる。〔史記、孔子世家論賛〕余(われ)孔氏の書を讀み、其の人と爲(な)りを想見す。魯に(ゆ)き、仲尼堂・車・禮生時を以て禮を其の家にふを、余低回して之れに留まり、去ること能はざりき

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