さ迷う(読み)サマヨウ

デジタル大辞泉 「さ迷う」の意味・読み・例文・類語

さ‐まよ・う〔‐まよふ〕【さ迷う/彷徨う】

[動ワ五(ハ四)]
あてもなく歩きまわる。また、迷って歩きまわる。「盛り場を―・う」「奥深い山中を―・う」
1か所にとどまらず、あちこち動く。「生死の境を―・う」「雲が空を―・う」
心が安定しないでいる。判断に迷う。
「色めかしう―・ふ心さへ添ひて」〈真木柱
[補説]「さ」は接頭語というが、方向を表す「さま」に、「いさよう」「ただよう」などの「よう」のついたものとも。
[類語]さすらううろつく出歩くほっつくぶらつく徘徊彷徨ほっつき歩くほっつき回る低回流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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