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修二会 しゅにえ

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知恵蔵の解説

修二会

お水取り(東大寺)」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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デジタル大辞泉の解説

しゅに‐え〔‐ヱ〕【修二会】

修二月会(しゅにがつえ)」の略。 春》

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

修二会【しゅにえ】

修二月会の略(旧2月に行われたのでこの名がある)。現在では3月1日から15日まで,奈良東大寺二月堂で行われるのが名高い。二月堂の開祖実忠和尚によって752年に始められたという。
→関連項目大和猿楽

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅにえ【修二会】

修二月会あるいは単に修二月ともいう。毎年2月の初めに国家の安泰,有縁の人々の幸福を祈願する法会。インドでは建卯すなわち2月を歳首とすることが《宿曜経》にみえ,日本では年頭の法会を修正会,2月に祈修する法会を修二会と称した。《三宝絵詞》に〈此月の一日よりもしくは三夜・五夜・七夜,山里の寺々の大なる行也。つくり花をいそぎ,名香をたき,仏の御前をかざり〉とみえるように,寺々で盛んに行われた。《師光年中行事》や《年中行事抄》によると,12世紀初頭ころには,2月2日の蓮華蔵院の修二会をはじめ,5日の宝荘厳院,8日の法勝寺常行堂などで行われている。

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大辞林 第三版の解説

しゅにえ【修二会】

2月に行われる国家安泰を祈る法会。特に、3月1日から14日間、奈良東大寺の二月堂で行われる法会。修二月会。 [季] 春。 → 御水取おみずと

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

修二会
しゅにえ

仏教儀式名。2月 (新暦あるいは旧暦) に執行される悔過 (けか) の行事。2月は正月に準じ,修正会 (しゅしょうえ) と同様,旧年の穢れを祓う懺悔 (さんげ) の行と新年の平安・豊穣祈念を行う。中国の儀式を起源とし,日本でも奈良時代には南都七大寺で盛んに行われるようになった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

修二会
しゅにえ

毎年2月の初めに国家の平安、有縁(うえん)の人々の幸福などを祈願する仏会(ぶつえ)。修二月会、修二月とも称した。インドでは建卯(けんぼう)すなわち2月を歳(とし)の首(はじめ)とすることが『宿曜経(すくようきょう)』にみえ、わが国では年頭の仏会を修正会(しゅしょうえ)、2月に行う法会(ほうえ)を平安時代には修二会と称した。東大寺二月堂の修二会(御水取(おみずとり))は十一面観音菩薩(かんのんぼさつ)を本尊とする十一面悔過(けか)として有名であるが、984年(永観2)の『三宝絵詞(さんぼうえことば)』の修二月にみられるように、2月1日ころより、三夜、五夜、七夜にわたって、京都の山寺でも盛んに行われており、寺々により修二会の内容は異なっていた。『延喜主税式(えんぎしゅぜいしき)』にみえる奈良新薬師寺のそれは薬師悔過会で、伊勢(いせ)国(三重県)近長谷寺(きんちょうこくじ)(光明寺)の修二会は十一面悔過会であった。平安中期以降には、蓮華蔵院(れんげぞういん)、延暦寺(えんりゃくじ)、宝荘厳院(ほうしょうごんいん)、法勝寺(ほっしょうじ)、興福寺、秋篠寺(あきしのでら)などでも行われていたが、中世に至って廃絶し、今日わずかに、東大寺二月堂、薬師寺、新薬師寺などで行われているにすぎない。[堀池春峰]
『堀池春峰著「二月堂修二会と観音信仰」(『南都仏教史の研究 上』所収・1980・法蔵館) ▽堀池春峰他著『お水取り』(1985・小学館)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の修二会の言及

【悔過作法】より

…主尊の違いによって,薬師悔過,阿弥陀悔過,十一面(観音)悔過,如意輪(観音)悔過,吉祥悔過,舎利悔過などの種類があるが,その法要の構成には共通する部分が多い。旧正月,旧2月に当たる時期に春迎えの仏事として行われ,修正会(しゆしようえ)・修二会(しゆにえ)の法要としてつとめるのが普通で,数日にわたり,また1日数回にわたる例が多い。もっとも大規模なのは東大寺の修二会で,上七日(じようしちにち)・下七日(げしちにち)の14日間にわたり,毎日6回,日中・日没(にちもつ)・初夜・半夜・後夜・晨朝(じんぢよう)の六時に相当する悔過作法が行われる。…

【宗教音楽】より

…例えばフランスのテゼーの〈兄弟団〉をめぐるエキュメニカル(教会合同)な典礼と聖歌の運動は,日本にも影響を及ぼしている。
[仏教音楽]
 たとえば東大寺の〈修二会〉に際して歌われる声明やホラガイなどの吹奏は,最も古い仏教音楽を伝えているものと考えられている。天台,真言の両声明の伝統は平安時代以来,現在までの日本声明の根幹をなしてきたばかりでなく,日本のさまざまな伝統音楽の起源ともなっている。…

【呪師】より

…すなわち,法会の場への魔障の侵入を防ぎ,護法善神を勧請(かんじよう)して,法会の円満成就のための修法を行う。たとえば,悔過会の代表例にあたる東大寺修二会(しゆにえ)(通称,御水取)では,4種の重要な役割が設けられており,通常,上席から和上(わじよう),大導師(だいどうし),呪師,堂司(どうつかさ)と称する。和上は戒律を専門とし,大導師は法要全体を統括し,堂司は庶務や対外折衝にあたる。…

【呪師猿楽】より

…平安時代,寺院に属し,法会の際に呪師の役を代行した猿楽。東大寺,興福寺等の大寺では,春を迎え,新しい年の太平を祈る修正会(しゆしようえ),修二会(しゆにえ)の勤行の際,法呪師(呪師)と呼ぶ役僧が,仏法守護の神々を勧請して,結界,鎮壇,鎮魔,除魔等の密教的な行法を受け持った。行法の動作は激しく,鈴を鳴らし,太刀を振り,足早に小刻みに走り回った(走り)らしい。…

【薪能】より

…奈良興福寺の修二会(しゆにえ)に付した神事猿楽で,薪猿楽,薪の神事とも称され,東・西両金堂,南大門で数日間にわたって行われた。《尋尊御記》には〈興福寺並びに春日社法会神事〉,《円満井(えんまい)座壁書》には〈御神事法会〉,世阿弥の《金島書(きんとうしよ)》には〈薪の神事〉などと記されている。…

※「修二会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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