公害賠償制度(読み)こうがいばいしょうせいど

世界大百科事典 第2版の解説

こうがいばいしょうせいど【公害賠償制度】

 公害による被害は,水俣病等にみられるように,ときには生命を含む健康・身体への被害もあれば,主として農業漁業林業等の第1次産業に係る財産的被害,また一般住民の住宅への財産的被害などがある。さらに,広く自然生態系への被害や,景観文化などへの無形の被害も考えられる。しかし,これらに対する損害賠償が問題となるのは,特定の被害者を確定できる場合であり,さらに当該被害者に対する加害者が明らかな場合に限られる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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