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兵家 へいかBing-jia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

兵家
へいか
Bing-jia

中国の諸子百家の一つ。戦略,戦闘方法,兵器の使用,軍事上の禁忌などを研究した一派呉起の著といわれる『呉子』や,孫ぴん (そんぴん) かその流派の著といわれる『孫子』などがその代表的な兵法書である。

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デジタル大辞泉の解説

へい‐か【兵家】

軍事に携わる人。武士。軍人。「勝敗は兵家の常」
兵法・兵学の専門家。兵法家。
中国、春秋戦国時代諸子百家の一。用兵・戦術戦略・戦争論などを論じた兵法・軍学者の一群で、孫武孫臏(そんぴん)呉起・尉繚(うつりょう)などが有名。「孫子」「呉子」「尉繚子」「六韜(りくとう)」などの兵書がある。

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百科事典マイペディアの解説

兵家【へいか】

中国の兵術を論究する学派。諸子百家の一つ。春秋戦国時代の孫武(または孫【ぴん】)・呉起らが有名。春秋戦国の乱世に,兵の運用・攻防戦の策略などの研究が盛行,それに伴って発達した。
→関連項目尉繚子

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世界大百科事典 第2版の解説

へいか【兵家 Bīng jiā】

中国,古代に発達した,政戦両略の軍事思想をさす。著名な《孫子》《呉子》や近年出土の《孫臏(そんぴん)兵法》のほか,ひろく《荀子》儀兵,《管子》兵法,《墨子》兵技巧書,《淮南子(えなんじ)》兵略など諸篇の軍略・兵技論や軍礼の《司馬法》など,秦・漢期の儒墨・道法縦横家の諸思想と重なり合う。兵家の名称で諸子百家に加えたのは,前漢の図書6分類(劉歆(りゆうきん)《七略》)に始まる(四部分類)。しかも九流から独立して〈兵書略〉として分けたのは,国家の軍備を重視した反映である。

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大辞林 第三版の解説

へいか【兵家】

軍事に携わる人。
兵法家。
中国、春秋・戦国時代の諸子百家の一。用兵・軍略を説くとともに実戦にも活躍。また、その論ずるところは政治・経済・人生にも及んだ。孫武・孫臏そんぴん・呉起・尉繚うつりようらがこの派に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

兵家
へいか

中国の春秋・戦国時代から漢代にかけて活躍した兵法家、軍学者の一群をいう。この時代はまさに弱肉強食の乱世であったので、富国強兵策を掲げて領土拡張に狂奔していた諸侯が、優れた兵家を求めたのは当然の成り行きであった。また戦略戦術を説いた兵書の出現も、時代の要請によるものであった。兵家としては、春秋時代における呉(ご)の孫武(そんぶ)、斉(せい)の大司馬穣苴(しばじょうしょ)、戦国時代における斉の孫(そんびん)、魏(ぎ)の呉起(ごき)(呉子)、漢(かん)初の張良(ちょうりょう)、韓信(かんしん)などがとくに有名である。兵書では、『孫子(そんし)』『呉子(ごし)』『司馬法』『尉繚子(うつりょうし)』『三略』『六韜(りくとう)』などがあげられる。宋(そう)代に至って、元豊(げんぽう)年間に、武官の軍事教育用のテキストとして、上記の六書に唐初の将軍李靖(りせい)の『李衛公問対(りえいこうもんたい)』を加えて『武経(ぶけい)七書』が編まれ、武人の経典と目されるようになった。これらのうち『六韜』『三略』『孫子』『司馬法』は早くから日本にも渡来し、平安前期の学者藤原佐世(すけよ)(?―898)の『日本国見在(げんざい)書目録』にその名を記録されている。[篠田雅雄]
『竹内照夫著『東洋思想3 兵家思想』(1967・東京大学出版会) ▽金谷治他著『中国古典文学大系4 老子・荘子・列子・孫子・呉子』(1974・平凡社)』

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世界大百科事典内の兵家の言及

【兵戸】より

…中国,魏晋南北朝に行われた世襲的兵士。軍戸,兵家,士家ともいう。後漢ころから一般郡県民による徴兵制がすたれ,兵民分離の傾向がみられるが,魏・晋以後の諸政権は,流民や降伏民などを兵籍につけ,軍事労働を世襲させた。…

※「兵家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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