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切(り)出し キリダシ

デジタル大辞泉の解説

きり‐だし【切(り)出し】

木材や石を切り出すこと。
細長い鋼板の先に、幅広の斜めの刃のついた小刀。切り出しナイフ。
用件などを言い始めること。「話の切り出しに困る」
歌舞伎大道具で、山・樹木・建物などの形を切り抜いた厚紙・板などに彩色し、舞台に立てるようにしたもの。「切り出し欄間(らんま)」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

切出し
きりだし

片刃の小刀。刃幅が広く、斜め状になっており、先端が鋭くとがっている。刃の部分には鋼鉄を融着させてあるが、鞘(さや)も柄(え)もなく鉄製のままのものや、柄の部分に籐(とう)や竹などを巻いたもの、また木製や合成樹脂の柄や鞘をつけたものなどがある。先端がとがっているので、学校工作や細かい細工を施すのに適しているが、カッターの出現や鉛筆削りの普及などにより、近ごろはあまり使われなくなった。切出しは小刀のなかではいちばん古く、明治の中ごろから愛用されている。また、1940~41年(昭和15~16)に流行した肥後守(ひごのかみ)や一文字とともに、長年にわたって小刀の主流であった。おもな産地は兵庫県三木(みき)市、岐阜県関(せき)市などである。[野沢松男]

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