コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

別納 ベチノウ

4件 の用語解説(別納の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

べち‐のう〔‐ナフ〕【別納】

寝殿造りで、母屋(おもや)から離れて建つ建物。物などを納め、住居ともした。
「―の方にぞ、曹司などして人住むべかめれど」〈・夕顔〉

ベつ‐のう〔‐ナフ〕【別納】

[名](スル)
ふつう一緒に納めるべきものを別に納めること。「郵便料金を別納する」
中世、年貢を通常の手続きを取らずに直接、徴収また上納したこと。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

べちのう【別納】

平安・鎌倉時代の社会経済上の用語。一般的には貢租を別枠で納入することをいう。〈べつのう〉ともいう。律令制下においては別納租穀の用語があり,国で租の一部をさいて穀とし,民部省に送って位禄・季禄・衣服料等にあてたものであった。平安前期までの別納はこの種のものに限られる。平安後期から鎌倉期においては,開発その他の由緒によって特定の領主に庁宣や下文を与え,国衙使等の入部を止めるなどの特権を付与したことをいう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

べつのう【別納】

( 名 ) スル
料金や品物などを別に納めること。 「料金-郵便」
中世、年貢を通常の手続きを経ないで、直接領主に納付すること。
中世、特定の領主に下文などによって与えられた、国衙こくが使などの入部を拒否する特権。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の別納の言及

【別納】より

…〈べつのう〉ともいう。律令制下においては別納租穀の用語があり,国で租の一部をさいて穀とし,民部省に送って位禄・季禄・衣服料等にあてたものであった。平安前期までの別納はこの種のものに限られる。…

※「別納」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

別納の関連キーワード五山版清水泰次風葉和歌集社会経済学社会経済構成体社会経済生産性本部弥永貞三樋口芳麻呂村松祐次衾宣旨

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

別納の関連情報