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化学当量 かがくとうりょうchemical equivalent

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学当量
かがくとうりょう
chemical equivalent

単に当量ともいう。(1) 元素の当量 水素1または酸素8の量と化合する各元素の量をその元素の当量という。当量は無名数であるが,これにグラムをつけた量をその元素の1グラム当量という。元素は1:1の当量の割合で化合する。

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デジタル大辞泉の解説

かがく‐とうりょう〔クワガクタウリヤウ〕【化学当量】

化学反応における、元素または化合物の基本量。
酸素の2分の1グラム原子と化合する元素の量。原子量原子価で割ったもの。
酸の化学式量を、酸として作用する水素原子数で割ったもの。あるいは塩基化学式量を塩基として作用する水酸基数で割ったもの。
酸化剤還元剤の化学式量を酸化還元反応によって移動する電子数で割ったもの。

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百科事典マイペディアの解説

化学当量【かがくとうりょう】

単に当量とも。(1)元素の当量。酸素1/2グラム原子(7.9997g)と化合する他の任意の元素のグラム数をその元素の当量という。原子量と原子価の比に相当。(2)酸・塩基の当量。
→関連項目グラム当量原子価当量ファラデーの法則

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世界大百科事典 第2版の解説

かがくとうりょう【化学当量 chemical equivalent】

略して当量ともよばれ,元素の当量,酸および塩基の当量,酸化剤および還元剤の当量などがある。
[元素の当量]
 水の分子は原子価1の水素原子H2個と,原子価2の酸素原子O1個からできていて,成分元素の質量比は2×(Hの原子量):1×(Oの原子量)=(Hの原子量):1/2×(Oの原子量)であり,水素1.008に対し酸素1/2×16.00=8.00が過不足なく化合している。この水素1.008と酸素8.00はたがいに当量であるという。

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大辞林 第三版の解説

かがくとうりょう【化学当量】

原子量を原子価で割った値に相当する量。元素の一当量は原子量を原子価で割った値に等しい。
酸として作用する水素原子1モルを含む酸の量およびこれを中和する塩基の量。
電子1モルを与えたり奪ったりする酸化剤および還元剤の量。単に当量ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

化学当量
かがくとうりょう
chemical equivalent

単に当量と略することがある。歴史的には原子量を決定するための基準として導入された概念。次の3種がある。
(1)元素の当量 酸素の2分の1グラム原子(8.000グラム)と化合する他の元素の量をxグラムとするときのxをいう。歴史的には、水素(原子価1)を基準として他の元素の原子量を決めようと考えたので、その元素の原子量を原子価で割って当量としていた。
  原子量=原子価×当量
当量分のグラム数の元素の量を1グラム当量という。
(2)酸・塩基の当量 1当量の水素を含む酸の量をその酸の当量という。また、それを中和する塩基の量を塩基の当量という。たとえば、硫酸H2SO4では、酸として働く水素が二つあるので、式量98を2で割った49が酸の当量、水酸化ナトリウムNaOH(式量40)では40が塩基の当量である。
(3)酸化・還元の当量 酸化還元反応において、酸化剤または還元剤の式量を、反応で移動する電子の数で割った値である。この当量は反応の種類により、化合物によって一定値をもたない。
 しかし、「学習指導要領」では「化学当量」は使用しないようになっている。[下沢 隆]

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