日本歴史地名大系 「北山十八間戸」の解説
北山十八間戸
きたやまじゆうはちけんと
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
奈良市東之阪町にある史跡。癩患者の収容と救済を目的とし,日本最古の社会事業施設の一つとして欧米にも知られる。光明皇后の創始というが,実際は鎌倉中期頃,西大寺の僧忍性(にんしょう)が創建。1567年(永禄10)三好・松永の兵乱で焼失したが,寛文年間に旧規模に忠実に再建。鎌倉時代の遺風をよく伝える。国史跡。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…また,東大寺大勧進,四天王寺別当,摂津多田院別当などを兼任,死後菩薩号を贈られた。【細川 涼一】
[医療活動]
叡尊門にいて奈良西大寺に住していた1240年,常施院,悲田院を設けて病者を収容,83年(弘安6)疫病流行の際には群僧を指揮して救療を行い,日本最初の癩病舎北山十八間戸を建立した。難波四天王寺に悲田院,施薬院,療病院を復興,鎌倉極楽寺を開山し寺域内に救療施設を設け,桑谷(くわがやつ)に広大な療病舎を設け貧病者を救済するなどして,世人より生身の如来,医王如来とあがめられた。…
※「北山十八間戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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