千歳飴(読み)ちとせあめ

  • 千▽歳×飴

大辞林 第三版の解説

細長い紅白のさらし飴を、松竹梅などを色刷りにした化粧袋に詰めたもの。七五三の祝いなどに縁起物として売られる。 [季] 冬。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飴菓子の一種。米と麦芽を糖化させてつくる紅白の棒飴で、せんざい飴、千年(せんねん)飴、寿命飴ともいい、新生児や七五三の子供の宮参りに祝い菓子として商われる。松竹梅や鶴亀(つるかめ)など、めでたい色絵をあしらった縦長の化粧袋に入っている健康長寿の縁起飴で、神社によっては供饌(ぐせん)菓子として護符がわりに分けるところもある。千歳飴の売出しは、1615年(元和1)に大坂の平野甚左衛門が江戸に出て商った説と、元禄(げんろく)・宝永(ほうえい)年間(1688~1711)江戸・浅草の飴売り七兵衛が売った千年飴を始まりとする説がある。江戸市中での七五三祝いは華美を極め、神社境内での千歳飴売りも大いに繁盛したという。[沢 史生]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 新生児や七五三の子どもの宮参りのときに売られる、縁起を祝う紅白の棒飴。鶴亀などの絵のついた細長い化粧袋に入れる。せんざいあめ。千年飴(せんねんあめ)。寿命飴。寿命糖。《季・冬》
※随筆・筠庭雑考(1843)「今も細長き飴袋に千歳飴とかけるも是也」

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