半畳を入れる(読み)ハンジョウヲイレル

デジタル大辞泉 「半畳を入れる」の意味・読み・例文・類語

半畳はんじょう・れる

芝居見物人役者の芸に不満なとき、敷いている半畳舞台に投げ入れる。転じて、他人言動非難からかい言葉をかける。半畳を打つ。「友人スピーチに―・れる」
[類語]からかう冷やかす茶化すおひゃらかすおちゃらかすふざける混ぜ返すおちょくるなぶるもてあそぶ玩具おもちゃにする野次る野次を飛ばす洒落しゃれのめす茶茶を入れる揶揄やゆ玩弄

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精選版 日本国語大辞典 「半畳を入れる」の意味・読み・例文・類語

はんじょう【半畳】 を=入(い)れる[=打(う・ぶ)ち込(こ)む]

  1. 芝居小屋などで、役者に不満や反感を持ったりする時に、敷いている半畳を舞台に投げる。また転じて、他人の言動に非難、冷評野次、茶化しなどの声をかける。
    1. [初出の実例]「雲雀(ひばり)の声もすたく口上以仙〉 半畳(ハンデウ)を打こむ斗春雨に〈旨如〉」(出典:俳諧・宗因七百韵(1677))

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