日本大百科全書(ニッポニカ) 「厩橋(東京都)」の意味・わかりやすい解説 厩橋(東京都)うまやばし 東京都東部、隅田川(すみだがわ)に架かる橋、および橋の東側にある墨田区(すみだく)の旧地名。台東(たいとう)区と墨田区を結び、初代の橋は1874年(明治7)に架けられた木橋であった。それ以前は「御厩河岸の渡し(おんまやかしのわたし)」とよばれた渡し場のあった所。江戸時代に、浅草側に徳川家の厩(うまや)があったのが橋名のおこりという。現在の橋は、1929年(昭和4)竣工(しゅんこう)のアーチ橋で、長さ151.4メートル、幅21.8メートル。町名としては、かつて墨田区内にあったが、町名の変更で現在は本所(ほんじょ)とよばれる。[菊池万雄] 厩橋 厩橋の3連アーチ 厩橋(明治時代) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例