受付ける(読み)ウケツケル

デジタル大辞泉 「受付ける」の意味・読み・例文・類語

うけ‐つ・ける【受(け)付ける】

[動カ下一][文]うけつ・く[カ下二]
申し込みや依頼などに応じて処理をする。「申請を―・ける」
相手の言い分や願いなどを聞き入れる。「友人忠告を―・けない」
ある動作作用に対応して受け入れる。「胃が食物を―・けない」
[類語]受け入れる聞き入れる聞き届ける認める承認承諾受諾心得る応じる承る承服黙認公認自認約諾快諾内諾甘受オーケー受容

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精選版 日本国語大辞典 「受付ける」の意味・読み・例文・類語

うけ‐つ・ける【受付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うけつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 人の意見や頼みなどを聞き入れる。受け入れる。
    1. [初出の実例]「依其弁地下〈仁〉無力正物九十貫文分請付て、沙汰用途事侘事畢」(出典:鵤荘引付‐文正元年(1466)閏二月二七日)
    2. 「色色御異見ありけれども〈略〉請付給はず」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
  3. 申し入れなどに対して、それに応じた処置をとる。「入学願書を受け付ける」
    1. [初出の実例]「テントを張り、そこで見舞の人を受附けてゐた」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉焼土)
  4. 加えられた動作や作用に応じた反応を示す。
    1. [初出の実例]「対妓(あひかた)瘡気があっても、此方のからだへうけつけさせねへ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇)
    2. 「ただ胃が受けつけないのを理由に」(出典:助左衛門四代記(1963)〈有吉佐和子〉五)

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