コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

喉頭癌 こうとうがん laryngeal carcinoma

6件 の用語解説(喉頭癌の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

喉頭癌
こうとうがん
laryngeal carcinoma

喉頭に発生する腫瘍には良性のもの (乳頭腫,血管腫など) と悪性のもの (癌,肉腫) があるが,日本では喉頭癌が最も問題とされる。喉頭癌は全悪性腫瘍の2~4%を占め,年齢的には 40~60歳に発生し,男性に圧倒的に多く,女性の約7倍。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こうとう‐がん【喉頭×癌】

喉頭にできる悪性腫瘍(あくせいしゅよう)声門にできることが多く、しわがれ声・嚥下(えんげ)痛・喘鳴(ぜんめい)などの症状が現れる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

喉頭癌【こうとうがん】

喉頭に原発する。50歳以上に多く,男性は女性の約10倍,大部分は喫煙者。声帯に発生することが多く声がかすれてくる。頸部リンパ節に転移することもある。放置すれば呼吸困難を起こすが,喉頭鏡などによる検査,手術と放射線療法による治療により,比較的なおりやすい癌である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こうとうがん【喉頭癌 cancer of the larynx】

喉頭に発生する癌で,全悪性腫瘍の約2%を占め,耳鼻咽喉科領域では最も多い癌である。男性に圧倒的に多く(男女比は10対1といわれる),40歳代から60歳代に多い。喫煙や飲酒との関係,また音声の酷使や慢性炎症などが発生に関与するといわれているが,真の原因はわからない。
[種類と症状]
 発生部位により声門癌glottic cancer声門上癌supraglottic c.,声門下癌subglottic c.に分けられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こうとうがん【喉頭癌】

喉頭部に発生する悪性腫瘍。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

喉頭癌
こうとうがん

喉頭の悪性腫瘍(しゅよう)で、喉頭肉腫の95倍も発生頻度が高く、全身の癌の約2%を占める。50~70歳代にもっとも多く、性別では男性に多くみられ、女性の約9倍である。真の原因は不明であるが、喫煙者に圧倒的に多く、声の酷使やX線などの照射、刺激性ガス吸入などが誘因としてよく知られている。喉頭癌は、声帯癌、声帯で左右を囲まれた声門より上部にある声門上癌(仮声帯癌、喉頭室癌、前庭部癌、喉頭入口部癌)、声門より下部にある声門下癌に分類されている。これらのうち声帯癌がもっとも多く、ついで声門上癌、声門下癌となる。しかし声帯癌も進行すると、声門上部や下部、さらに喉頭入口部の外側へも進展する。声帯癌はきわめて初期から声がかれてくるので早期に発見されることが多く、しかも頸部(けいぶ)リンパ節をはじめとした転移も他の部位の癌よりも少ないので、予後はきわめてよく治癒率も90%以上である。声帯癌以外の喉頭癌は逆に自覚症状がきわめて少ないので、相当進行してからでないと発見されないことが多く、予後も声帯癌よりは悪いが、身体他部の癌と比べると喉頭癌は治療しやすく、予後もよいことが多い。
 初期の症状としては、声帯癌では嗄声(させい)(しわがれ声)であり、その他の癌では異物感である。2週間以上もこのような症状があるときには、耳鼻咽喉(いんこう)科医による検査を受けるのがよい。喉頭癌が進展してくると、血痰(けったん)、疼痛(とうつう)、喘鳴(ぜんめい)や呼吸障害、嚥下(えんげ)障害などをおこすが、相当進行してからでないとみられない症状である。転移は頸部リンパ節がもっとも多く、ついで気管と肺に多い。末期になると、肝臓をはじめ全身に転移をおこしてくる。
 治療は、早期のものは放射線療法が声の機能を障害せずに治療できる点で優れており、しかも完治させることができる。進展したものでは手術的治療が適応となる。癌の進展する部位によっては、喉頭を部分的に切除することによって声をある程度まで保存できることもある。喉頭を全部摘出した場合は、声帯による発声ができず食道音声や人工喉頭による発声を行わなければならないが、訓練をすれば社会生活にほとんど支障ない程度にまで回復させることができるようになる。抗癌剤も最近は相当進歩してきているが、喉頭癌についてはまだ補助的治療の域を出ないのが現状である。[河村正三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

喉頭癌の関連キーワード悪性腫瘍腫瘍肉腫肺癌ページェット病腎芽細胞腫抗腫瘍活性腫瘍発生胚細胞性腫瘍卵巣囊腫

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

喉頭癌の関連情報