コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

夏目成美 なつめ せいび

7件 の用語解説(夏目成美の意味・用語解説を検索)

美術人名辞典の解説

夏目成美

俳人。名は包嘉、通称井筒屋八郎右衛門、字は万齢、号は修業庵・随斎・卍齢坊・四山道人等。札差夏目八郎右衛門宗成の五男。江戸浅草生。父に俳諧を学び、独学で江戸四大家の一人と称されるに至る。俳風は清雅。また文章にも通じた。著書に『一夜流行』『浅草』等がある。文化13年(1816)歿、68才。

出典|(株)思文閣
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

なつめ‐せいび【夏目成美】

[1749~1816]江戸後期の俳人。江戸の人。名は包嘉。通称、井筒屋八郎右衛門。別号、随斎など。浅草蔵前の札差(ふださし)。乙二(おつに)大江丸らと交わり小林一茶の後援者でもあった。句集「成美家集」、著「随斎諧話」など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

夏目成美 なつめ-せいび

1749-1817* 江戸時代中期-後期の俳人。
寛延2年1月10日生まれ。江戸蔵前の札差井筒屋に生まれ,16歳で家督をつぐ。父にまなび,俳諧(はいかい)独行の旅人と称して特定の派に属さなかった。加舎(かや)白雄,加藤暁台(きょうたい)らと親交をむすび,小林一茶(いっさ)を援助した。文化13年11月19日死去。68歳。名は包嘉。字(あざな)は万齢。通称は井筒屋八郎右衛門(5代)。別号に随斎,不随斎など。句集に「成美家集」,文集に「四山藁(しざんこう)」など。
【格言など】橋一つ越す間を春の寒さ哉(「古今模範一万句集」)

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

夏目成美

没年:文化13.11.19(1817.1.6)
生年:寛延2.1.10(1749.2.26)
江戸中期の俳人。名は包嘉。幼名,伊藤泉太郎。通称井筒屋八郎右衛門(5代目),隠居して儀右衛門と改称。初号八良治。別号,随斎,不随斎など。伯父の祇明(寛延1年10月4日没)は,点取俳諧の弊風を離れて蕉風を志向した四時観連のひとり。成美は,この祇明の生まれ変わりということで,3歳になるまで父の実家伊藤家に預けられた。16歳で,江戸蔵前の札差井筒屋の家督を継ぐ。18歳で痛風を病み,その時以来右足の自由を失う。父(俳号宗成),母,弟(吟江),父の弟(福来)らなど,一族挙げて俳諧を能くし,成美も早くから俳諧に親しんだ。自ら「俳諧独行の旅人」と称し,一定の流派に属さないまま,2世(仲)祇徳,大島蓼太,加舎白雄,加藤暁台,高井几董らと交わり,小林一茶に対してはパトロン的立場にあった。家業の余技として俳諧を楽しみつつ,「後の月葡萄に核の曇りかな」,「魚くふて口なまぐさし昼の雪」といった都会的で清雅な句を詠み,与謝蕪村と同じく去俗の俳論を提唱した。同時に,松尾芭蕉の追悼や顕彰に協力,寄与している。売名虚名にも迷わなかった彼は,人格円満で多くの人に慕われ,おびただしい数の序跋を与えている。<参考文献>石川真弘編『夏目成美全集』

(加藤定彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

なつめせいび【夏目成美】

1749~1816) 江戸後期の俳人。通称井筒屋八郎右衛門。別号随斎など。浅草蔵前の札差。特定の流派に属さず高井几董きとう・建部巣兆などと広く風交し、江戸俳壇の中心的人物となる。小林一茶の庇護者。編著「随斎諧話」「成美家集」など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

夏目成美
なつめせいび

[生]寛延2(1749).1.10. 江戸
[没]文化13(1816).11.19. 江戸
江戸時代後期の俳人。名,包嘉。幼名,泉太郎。通称,井筒屋八郎右衛門 (5世) 。別号,良治,修行庵,随斎,不随斎,法林庵,贅亭,無辺法界俳士,卍齢坊,大必山人,四山道人。江戸浅草の富裕な札差業。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

夏目成美
なつめせいび

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の夏目成美の言及

【成美】より

…江戸後期の俳人。姓は夏目,名は包嘉。幼名は泉太郎。通称は井筒屋八郎右衛門(5代目)。初号は八良治。別に修行庵,随斎,四山道人などの号がある。江戸蔵前の札差の家に生まれ,16歳で家督を継ぐ。伯父祇明,父宗成以下成美一族は挙げて俳諧をよくし,彼も幼少より句をたしなむ。15歳のとき荘丹の《猪武者》に八良治の号で入集。初め2世祇徳に親しんだが,一流派に属さず,門戸も構えず,自ら〈俳諧独行の旅人〉と称した。虚弱多病で脚疾に苦しんだが,人柄は温厚篤実で長者の風格をそなえ,一茶の庇護者として知られる。…

※「夏目成美」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

夏目成美の関連キーワード金森桂吾舎羅建部凌岱徳力善水横山隆達度会園女陸雲子岱久成美石出烏旭桜井和泉太夫(2代)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

夏目成美の関連情報